箴言6章・続 山に逃げる準備

「怠惰な者よ,ありのところへ行け。そのやり方を見て,賢くなれ。[あり]には司令官も,つかさも,支配者もいないが,夏の間にその食物を備え,収穫の時にその食糧を集めた。」(箴言6:6〜8)


 先回、大患難が起きる前に山に逃げる時、食糧不足や環境破壊に対処するために何ができるかを考えてみました。急いであわただしく山に逃れるならば、山で生活するための準備ができておらず、山で困難な生活を送らなければならなくなったり、悪くすると命を落としたりしかねません。それで、山に逃げるにあたって良い準備が不可欠です。冒頭の聖句にあるように冬のために、冬のために夏の間に準備をすることが必要です。今回は、食糧不足以外の問題にどのように準備できるか考えてみます。


 どのようにエネルギーを確保できるでしょうか。大患難が生じると、電気、ガス、水道などのインフラが破壊されて使えなくなることが考えられます。そのことを考えると、何よりも太陽電池が有用だと思われます。


 太陽電池の知識を持っていることや、太陽電池の機材を準備しておくことは助けになると思われます。太陽電池は最初に初期投資が必要ですが、取り扱いも比較的安全で維持費が大変安く済み、有用なものになるでしょう。最初から屋根を太陽電池のボードにすることもできますが、今のところ高価なものです。技術の革新と共に、太陽電池の機材が安価になることが望まれます。





ソーラーパネルつきの家



 太陽電池でラジオやライトなどの低電力の機械を工作できるということです。電卓や時計など太陽電池を使った製品が今でもあります。できるだけ太陽電池を使った製品を準備しておくなら、大患難が始まってインフラが破壊されてしまい停電になった時にも役に立ちます。もし、山に逃げる時が冬季になってしまった場合、暖房が使えないことは、非常につらいことになるでしょう。しかし、太陽電池が利用できるならば、事態を緩和できるでしょう。


 また、昔ながらの炭も家を暖めるのに、助けになります。炭を作る方法もひとつの技術です。その技術を持っている人から平和な時期に教えていただくことができるでしょう。


 川が近いならば昔ながらの水車を使って安価に水力発電ができるかもしれません。


 それから輸入がストップして、石油が使えなくなるでしょう。ガソリンが手に入らなくなる可能性を考えると、馬を準備しておくならば、移動用に助けになるでしょう。


 パソコンやプリンターの知識や太陽発電、風力発電水力発電についての知識があったら有用でしょう。それらの知識またその他必要な知識をDVDや CDなどに記録保存しておいて電波で情報やデータを地上で流す準備をしておけば後で助けになるかもしれません。山に逃げる人と共に知識は存続する事になるでしょう。一世紀は会衆間で、霊的な情報はやり取りされました。(コロサイ4:16)


 また、山に逃れた他の人と連絡を取る手段が必要です。電話や携帯電話は最初は連絡用に役立つかもしれません。けれども、インフラが破壊されると、有線の電話やインタ−ネットは使えなくなる可能性もあります。それで、他の連絡手段を考えておくことができます。トランシーバーも役立つかもしれませんし、無線ランが使えるかもしれません。無線ランや電波の方が、有線がだめな場合や配線がない場合も使う事ができるでしょう。(マタイ10:28)


 犯罪にどのように対処できますか。国や場所によっては強盗や泥棒が問題になるかも知れず、逃れる人を追いかけてくる人がいるかもしれません。政治的に不安定な国や地域は、山間部でも戦闘地域になることもあるかもしれません。それで前もってその地域の政治的な傾向や治安を調べておくことが必要です。できるだけ、政治的に中立で穏健で治安の良い地域を逃げる場所として選ぶ事ができます。


 イエスは「それは,全地の表に住むすべての者に臨む」と予告されました。それで、こうした準備はすべての人が考えておくべきものでしょう。(ルカ21:35)そして、こうした準備は楽園での生活の準備になるでしょう。


 私は、山に逃れるために、実際的な準備についていろいろと述べましたが、現時点で私は、そのような実際的な準備はできていません。山に逃げて人間らしい生活をするためには、いろいろな準備が必要になると思います。実際的なことについては、自給自足の生活を送っている共同体がありますから、それらの人々から前もって実際的な知識を学ぶなら助けになるでしょう。


 山に逃げるための準備をするに当たってその他の良い提案があれば、コメント、メッサージなどでお知らせください。


 山にひとりで逃れて自給自足ができるとも、人間らしい生活が送れるとも思えません。山に逃れて生活していくためには、助け合う仲間が必要です。ですから、山に逃げる前に、山に逃げる仲間作りをする必要があります。幸いなことに、大患難までまだまだ時間があると思います。じっくり仲間作りに時間をかけることができます。


 しかしながら、まず山に逃げる必要性を聖書から納得する必要があります。私のブログは、山に逃げる必要性を確信する助けになると思います。これからも、引き続き、私のブログを読まれて将来のために準備をされるようにお勧めしたいと思います。



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