ゼカリヤ8章・エホバの崇拝が再興され世界的な発展を遂げる

「『わたしはこれらの日に再びエルサレムに対し、またユダの家に対して良い事柄を思い定めるのである。恐れてはいけない。』・・・こうして多くの民また強大な国民がまさにやって来て、エルサレムで万軍のエホバを求め、エホバの顔をなごめようとするであろう。」（ゼカリヤ8：15，22)

昔、エホバは、ご自分の民の不忠実さのためにご自分への崇拝をいったん中断させ、その後悔い改めた神の民のために再興されたことがありました。このことは、この終わりの時にも再び起こることが予告されています。預言は、多くの神の民が偶像崇拝に陥ること、しかし、エホバの崇拝を断固として続ける神の民も存在すること、エホバへの崇拝の規模が、国際的な規模になることが預言されています。

ゼカリヤ書の中で、エホバは、悔い改めたユダヤ人のために「再び」良い事柄を思い定め、多くの諸国民がエルサレムでエホバを崇拝するようになることを預言させました。このことは、昔、小規模に成就しました。

ゼカリヤは、バビロンの捕囚の後に、エルサレムに住んでいた預言者です。神殿の建設は、土台が据えられて後、中止していましたが、預言者ハガイとゼカリヤは、ユダヤ人がエホバの神殿の再建を再開するように励ましました。（エズラ 5:1，2; 6:14，15）その結果、エホバの神殿は再び建てられ、エホバへの崇拝が再び行なわれるようになりました。

その新しい神殿で、昔ソロモンが建てた神殿で行なわれたのと同じようにエホバへの崇拝が捧げられました。そして、イエスが地上にいた時、多くの諸国民がエルサレムにあった神殿に集ってエホバへの崇拝を行なっていました。（ヨハネ２：１３，１４｡使徒２：９−１１）それで、預言どおり、エホバの崇拝が中断した後、再興しました。

クリスチャン会衆は、この終わりの時に世界的な拡大を見てきました。しかし、聖書の預言は、そのクリスチャン会衆が小さな角である北の王のもたらす迫害のゆえに、「違反」に陥り「真理」が投げ捨てられることを預言しています。（ダニエル8：9，12）エゼキエルの幻の神殿の預言によると、その違反とは、主に神の民の比ゆ的な淫行、すなわち偶像崇拝です。その偶像崇拝はとりわけ、政治的な実体に対する偶像崇拝です。（エゼキエル23:：11，14；43：8，9。啓示13：3，4，７，12）

また、聖書は、北の王が、聖なる所を汚し、「常供のもの」すなわちエホバに定期的に捧げられるべき奉仕を除き去ることを預言しています。（マタイ24：15｡ダニエル１１：３１)さらに、北の王は、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」、すなわち新しい国連を用いて、世界的に宗教を統制し、キリスト教の崇拝や奉仕も禁止することでしょう。（ダニエル11：36)従来の聖書の預言の解釈に従っている神の民は、その圧力に抗することができないでしょう。神の民の世界的な伝道は、次第に衰退してしまうことが預言されています。(ダニエル8：11，12)

しかし、そうした事態の進展を見た神の民は、イエスの助言に従って、崇拝の拠点を山に移すことでしょう。（マタイ24：15，16)荒廃をもたらす嫌悪すべきものが設立されることは、山に移動するべきタイミングを示す出来事です。移動した山や野で、エホバへの崇拝が再び行なわれることになるでしょう。 (ダニエル１１：４１，４５。エゼキエル43：26，27；45：18-20）

Hotel buildings at sunrise by mattk1979
国際的に山や野でエホバの崇拝が行なわれることでしょう

啓示の書の預言は、大患難の前後に、神の民があらゆる国民からなる誰も数えつくすことのできない数の大群衆になることを預言しています。（啓示7：9，14)このように、聖書の預言は、この終わりの時に、神への崇拝の中断と、再興があることを預言しています。

エホバの崇拝は再び、国際的で大規模なものになることがゼカリヤ書の中でも預言されています。「多くの民また強大な国民がまさにやって来て、エルサレムで万軍のエホバを求め」ること、また「諸国のあらゆる言語から来た十人の者が、ユダヤ人である一人の者のすそをとらえ」、『わたしたちはあなた方と共に行きます。神があなた方と共におられることを聞いたからです。』ということが預言されています。（ゼカリヤ8：22，23）

私たちは、何よりも、聖書の研究を続ける必要があります。この終わりの時に、聖書が預言しているのは、何なのかを正確に見極め、その解釈が聖書によって裏付けられているかどうかを検討し続ける必要があります。これからも、是非、私のブログを助けにして、聖書の預言の研究を続けられるようにお勧めしたいと思います。

Bible by Sean MacEntee
聖書の預言の研究を続けてください

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