ルカ21章・新・地震と津波は大患難が近いしるしですか

「国民は国民に、王国は王国に敵対して立ち上がるでしょう。そして、大きな地震があり、そこからここへと疫病や食糧不足があります。また、恐ろしい光景や天からの大いなるしるしがあるでしょう。」(ルカ21:10,11)


エスは、エルサレムを中心としたユダヤ教の体制が荒廃する時が近いしるしを予告されました。(ルカ21:6,,20)それは、並行するマタイ24章の預言では、「大患難」が近いしるしということになります。(マタイ24:21)しかし、そのしるしは同時に「神の王国の近い」しるしでした。(ルカ21:31)


エスに対する弟子たちの質問によると、その「事物の体制の終結のしるし」は「あなた(イエス)の臨在」と結びついていました。(マタイ24:3)弟子たちの質問は、単にユダヤ教が終わることだけではなく、この事物の体制が終わることを示すしるし、また、イエスが再臨されることを示すしるしを尋ねたものでした。ですから、イエスの預言は、エルサレムを中心とした一世紀のユダヤ教の体制にも成就しましたが、サタンの事物の体制の集結の時、イエスが天で王になられる時にも成就します。



エスは弟子たちにご自分の再臨が近いしるしを預言された
それは大患難が近いしるしでもあった


エスは、預言されるにあたってダニエル書を考慮するように勧められました。(マタイ24:15)ダニエル書の預言を考慮すると、大患難は、北の王の南の王に対する最終的な攻撃を意味しています。それで、一世紀のローマは終わりの時の北の王を、エルサレムは終わりの時の南の王を表していました。イエスは、「荒廃をもたらす嫌悪すべきものが・・・聖なる場所に立っているのを見かけるなら、・・・山に逃げはじめなさい」と言われました。(マタイ24:15,16)聖なる場所とは、一世紀はエルサレムのエホバの神殿でした。文字通りの神殿はなくなりましたから、それは、おそらく終わりの時に神殿級つまり天的希望を持つ者たちに対する北の王の攻撃を意味しているでしょう。(コリント第一3:15,16)


ダニエル書は、「常供のもの」が除き去られることを予告していますから、北の王が聖なる者たちを攻撃して、神への定期的な奉仕が捧げられないようにするならば、それは大患難が近いので山に逃げ始めなければならないことを示しているでしょう。(ダニエル11:31。マタイ24:15,16)


エスは、事物の体制の終結が近いしるしとして、諸国家の戦争、大きな地震、恐ろしい光景、天からの大いなるしるしなどを予告されました。(ルカ21:10,11)イエスの預言を調べると、イエスの再臨と大患難の勃発が結び付けられています。それで、大患難が、イエスの再臨を証明するものなのかもしれません。(マタイ24:27,28)


私たちは、聖書をどんなに研究してもイエスの再臨の正確な日時を算定することはできませんが、起きている出来事を観察して、イエスの再臨が起こっていることが分かるとイエスは言われました。(マタイ24:36,37)それで、イエスが予告されたさまざまなしるしは、大患難が近いことを証明するものでしょう。(マタイ24:36。ルカ21:31)そして、イエスの予告されたしるしは確かに私たちの時代に成就しています。


20世紀には、第一次世界大戦第二次世界大戦という、複数の諸国家が国民の総力を挙げて行なう世界戦争が起こりました。また、世界戦争が終わってからも、朝鮮戦争ベトナム戦争湾岸戦争イラク戦争その他の戦争が起こりました。


「大きな地震」はどうでしょうか。1976年には中国の唐山地震、2004年のインドネシアスマトラ地震、2008年の中国四川省地震、2011年の東日本大震災など世界各地で大地震が頻繁に起きています。



(Earthquake)東日本大震災
エスが予告された通り東日本で大きな地震が起きました


「恐ろしい光景」とは何を意味しているでしょうか。恐ろしい光景が何であるかを示すヒントは、聖書の中にはありません。しかし、近年、テレビや動画などの映像技術の進歩により、世界中の人々が他の地方の天災や事故などの映像を見ることができるようになっています。


私の記憶に新しいのは、東日本大震災で家や車が津波に巻き込まれていく映像です。人々の命が簡単に大量に失われていく光景を目の当たりにするのは恐ろしいものでした。また、世界各地のハリケーン、台風、竜巻、洪水、事故、地震、原爆の投下、水爆実験などの恐ろしい光景がyoutubeなどの映像として見られるようになっています。


避難しながら津波が押し寄せる瞬間を撮った=2011年3月11日岩手県陸前高田市
西條嘉吉さん提供

(tsunami2)



エスが予告された恐ろしい光景を動画や写真で確認できます−これは大患難が近いことを示しています


ところで、地震津波、ハリケーン、竜巻、洪水などはHAARPつまりアメリカにある気象兵器によって引き起こすことができるということです。アメリカは、19世紀の末ごろから、地震兵器を開発しており、多くの資金を投入していると言われています。また、気象兵器と共に核兵器も同時に用いられているのではないかという疑いが持たれています。そうしたことは、アメリカ政府の多くの公文書で裏付けられているようです。


また、今日では、アメリカだけではなく、ロシアもそうした気象兵器を開発、使用しているとも言われています。この気象兵器については、「天使はこのHAARPを弾かない」という書籍に詳細が記されているということです。


すでに1978年には国連では、地震兵器を含む気象兵器全般を禁止する国際条約が制定されていますので、気象兵器の存在については、国連のスタッフや事情に通じている人々は、知っているはずです。


1994年、アメリカ空軍が発表した天候のコントロールを含むスペースキャスト2020の基本計画によると、「他の国家を破滅、破壊、あるいは損害を与えるために環境操作技術を使ってはならない」とわざわざ明記してあるということです。また、「軍事利用の気象制御システムを開発する困難、コスト、およびリスクは非常に大きいが、国家安全保障上の潜在的利益はより高いかもしれない。」とも述べられているということです。


ということは、天候を操作する技術によって、国家に損害を与えることができ、それが国家の利益になるということをアメリカ軍が認めていることが分かります。

謎の軍事プロジェクト「ハープ」−空を破壊する最新電磁兵器の秘密
ウィキペディア気象兵器
「解読新書」Shuya Takemoto Official Blog 気象改変技術についての資料


こうして証拠を検討してみると、イエスが予告された大患難が近いしるしは成就していることが分かります。このことは、同時にイエスの再臨、すなわちイエスが天で王になられる時が近いことを証明するでしょう。大患難が近いということは、イエスの弟子たちが天に復活して、神の王国が完成して、神の王国がサタンの事物の体制を滅ぼして地上の支配を始める時が近いことを意味しています。


さらに、イエスは、イエスの追随者が「わたしの名のゆえにすべての人の憎しみの的となるでしょう」と予告されました。(ルカ21:17)とりわけアメリカの中で良心的に聖書の教えを当てはめるクリスチャンに対する迫害は厳しくなるはずです。(啓示17:6)イエスは、「人々は、・・・あなた方を会堂や獄に引き渡(す)」でしょうと言われたので、刑務所や強制収容所に神の言葉を当てはめるクリスチャンが投獄されることになるでしょう。(ルカ21:12)


アメリカ全土で、何百ものFEMA CAMPが建設されていると言われています。そのリストや地図もネット上に存在します。FEMAは、大災害に対応するアメリカ合衆国政府機関であり、その施設は災害対応のために用いられるという人もいます。また、それは一般市民を投獄する強制収容所として用いられるのではないかと心配する人もいます。


また、アメリカ政府が個人情報を収集しています。そのために、無実の一般市民、もしくは軽微な罪を犯す一般市民、もしくは例えば反戦良心的兵役拒否アメリカにとって不利と思える預言を信じている人々などアメリカ政府と異なる考えを持つ人々、また異なる国籍を持つという理由で人々が投獄されるのではないかと多くの人が心配しています。アメリカ政府がFEMAを良いことのために用いて、個人情報を乱用しないように望みます。



IMG_6321 by thomas_sly(femacamp1)
FEMA CAMPの存在はアメリカが預言者たちに対する迫害を起こす可能性があることを示している


しかし、現在のところ、まだアメリカでそうした大々的な迫害は起きていないのかもしれません。また、ダニエル書の預言によると大患難の前に、北の王は少なくとも二回南の王に対する戦争を行なうことが予期できます。まだそれも起きていません。


ですから、イエスが予告されたしるしのある面や聖書の預言の他の側面はまだ成就しているとは言えません。イエスの予告されたしるしのある面がまだ成就していないのは、ありがたいことです。是非残されている時間を活用して、聖書が果たして信頼できる書物かどうか調べてください。また、聖書に精通するようにして、さまざまな預言の解釈の聖書的根拠を検討し、聖書の正しい預言を見極めるようにしましょう。そのようにして、大患難が勃発する前に、逃げることができるようにしましょう。(ルカ21:21,22)



Bible Study, Florestas Buenoes Aires Argentina
by Mennonite Church USA Archives
許されている時を用いて聖書の預言を研究しましょう


[関連する記事]
マタイ24章・その日と時刻についてはだれも知りません
マタイ24章・太陽と月が暗くなり星が天から落ちる
啓示17章・大いなるバビロンによる迫害の徴候
[ライブドアの最近の更新]
続々・放射線被爆にどう対策できますか