核兵器の使用をやめるべき理由・アメリカの極秘の核実験と聖書の原則

 アメリカ政府は、極秘に核実験を続けてきました。そして、現在でも核実験を行っています。今回、今日行われている核実験について、また、流血に関する聖書の原則とエホバ神のお考えについて説明したいと思います。それで、アメリカ政府の関係者にエホバ神のお考えを考慮されるようにお願致します。


 アメリカ政府が極秘に流血を行うならば、私たち人間の目を欺くことはできるかもしれません。しかしながら、全知全能の神エホバと全地を見渡しておられるイエス・キリストの目を欺くことはできません。(箴言15:3;啓示5:6)エホバ神は、国家が行う流血に対して当然の報いが臨むようにされます。


                 今に至るまで極秘に行われてきた核実験



 アメリカ政府の機関や軍によって、核兵器の効果を実証するため、核兵器の影響の実験を1960〜1970年代に約300〜500回極秘に行なったとのことです。その後も1990年代の極秘実験が続いています。アメリカ政府は、1992年9月以降地下核実験は行っていないと言いながら、その後94年まで204回にもわたって秘密の核実験を行っていたことを後に公表しました。さらに1997年から臨界前核実験を実施しています。


 サンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)は、米国エネルギー省が管轄する研究所です。サンディア国立研究所 では、核兵器の開発と管理、軍事科学などについて、国家機密に属する先進的な研究が行われています。 ニューメキシコ州アルバカーキカリフォルニア州バモアの2箇所に施設があります。


サンディア国立研究所




(Sandia National Laboratories)
サンディア国立研究所では極秘のプラズマ発生装置による核実験が行われています



 サンディア国立研究所は、政府から多額の資金供給を受けています。アメリカ政府が開発する核兵器はさらに致死的なものになっていると考えられます。また、アメリカ政府はその致死的な武器を秘密裏に用いる可能性があります。


 サンディア国立研究所は、世界最大級のプラズマ発生装置Zマシンをニューメキシコの研究所に持っています。Zマシンとは、非常に強力なエックス線を発生させてプルトニウムに照射し、核兵器が爆発した時に近い超高温、超高圧のプラズマ状態をつくる装置とのことです。


Z machine
http://matome.naver.jp/odai/2136327645295768701/2136342685419885703


 研究所は、2010年11月18日、2011年3月31日、9月22日、11月16日、2012年5月17日、8月27日、10月3日、11月7日、2013年5月15日,9月12日まで、核融合実験装置「Zマシン」を使った爆発を伴わない新しいタイプの核実験を10回行なっています。約20億℃ の高温を発生させたと言われています。


 アメリカの核実験は、政府主導で進行中です。アメリカは、プラズマ兵器を自分に敵対する国家や人々に対して使う可能性があると思います。


 もし、アメリカ政府がこの核兵器を軍事衛星と連動させて地上の人々や物を対象に用いるならば、一瞬の内にそれらを蒸発させることが可能ではないでしょうか。そして、アメリカ軍がしたことは、他の人には分からないと思います。


 それは、大変恐ろしい兵器になります。アメリカ政府に次の聖書の原則を考慮されてその兵器の開発と使用をやめていただくようにお願いしたいと思います。


                      核実験に関連する聖書の原則


 人間は、猿から進化してきたのではありません。神がご自分の像に、つまり神の特質を表すことのできるものとして、人を創造されました。(創世記1:27)ですから、神は人間にご自分の持っておられる愛などの特質を表すよう期待されます。

 また、人間の命は、神から与えられたもので神の目に貴重なものです。(詩編36:9)動物は、「滅ぼされるために生まれた理性のない動物」と言われています。(ペテロ第二2:12)しかし、アダムは、神の子という立場にありました。(ルカ3:28)ですから、人間の命は動物とは違って神にとってひとりひとり大変貴重です。エホバは、人が他の人の命を尊重することを求めておられます。



Gibraltar monkey by Salim Virji (monkey4)
動物はもともと寿命が限られたものとして意図されています



Faces in the Crowd by Tobyotter(man2)
人間は神の像に作られ神の特質を表すように期待されており神の子という立場を取ることが可能です
そのために人間に命は神にとってひとりひとり貴重です



 聖書は、「愛は自分の隣人に対して悪を行ないません。」と述べています。(ローマ13:9,10)愛とは何を意味するのでしょうか。「自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません。」というのはイエスが言われた黄金律です。(マタイ7:12)愛とは、自分にして欲しいことを他の人にすることも意味しています。


 「殺人をしてはならない」というおきては、「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」というおきてに要約されます。(ローマ13:9)隣人を自分自身のように愛するとは何を意味しているのでしょうか。もし、自分が健康に生活して長生きしたいなら、他の人の命を奪ったり健康を損なったりすべきではありません。(マタイ7:12)



Shaking Hands with Conference Speaker Avinash by Thos003 (freinds)
神は人間が隣人を自分自身のように愛することを求めておられます
隣人愛は殺人などの悪を行わないことを意味しています


 
もし、核実験をしたり、核兵器を使用するならば、他の人の健康を害し、他の人の命を奪う結果になります。そうすることは、愛のあることではありません。


 また、核実験や核兵器の使用は、全世界に及ぶ核戦争を引き起こし、敵味方にかかわらず、壊滅的な影響を及ぼし、人類の絶滅をもたらしかねません。しかし、「地を破滅させる」のは、神のご意志に反します。(啓示11:18)


 神は「だれでも人の血を流す者は,人によって自分の血を流される」ようにされます。(創世記9:6)それで、核実験や核兵器の使用によって人々の命を奪う国家に対して、エホバ神は怒りを抱かれ、そうした国家を滅ぼしてしまわれるでしょう。


 それで、自国の国民と他国の国民もひとりひとり、神の像に創造された貴重な人間であることを考慮されて、その命を尊重されるようにお願いします。


もし、核実験や核兵器で人々の命を損ない人々の命を奪うことをやめる努力を払うならば、アメリカが滅ぼされる時は先に延ばされることでしょう。ですから、核実験を行うことをやめ、核兵器を廃絶する努力を続けられるようにアメリカの大統領やその関係者にお願い致します。