ローマ1章・同性愛はほんとうに悪いことですか

「このゆえに神は,彼らを恥ずべき性欲に渡されました。その女性は自らの自然の用を自然に反するものに変え,同じく男性までが女性の自然の用を去り,互いに対し,男性が男性に対して欲情を激しく燃やし,卑わいな事柄を行なって十分な返報を身に受けました。それは彼らの誤りに対して当然なものです。」(ローマ1:26,27)

 
 数十年前に比べて、同性愛は公然と語られるようになっています。15歳のベーッキーは、「わたしの学校には、自分は同性愛者だとか、両性愛者だとか、同性にも異性にも関心があると言う女の子がたくさんいます」と語りました。では、同性に引かれているとしたらどうでしょうか。同性愛は本当に悪いことなのでしょうか。考えてみましょう。

 
 神は、同性愛をどうみておられるでしょうか。神の言葉聖書はそのことについてあいまいではありません。聖書には、「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き、ふたりは一体となるのである。」というエホバ神の言葉があります。(創世記2:24)聖書は男とその妻が一体となると述べています。それで、エホバ神は男性と女性を創造され、夫婦間でのみ性的な欲求を満たすよう意図されました。(創世記1:27,28)そして、聖書は結婚した夫婦は、その中で性関係から、永続的な喜びを得られることをはっきり述べています。(箴言5:18,19)



 そして、聖書ははっきりと同性愛を非としています。冒頭の聖句に示されているように、同性愛は、「恥ずべき性欲」、「自然に反する」、「卑わいな事柄」、「誤り」であると述べています。


 エホバは性関係を楽しむことを命を伝達するという目的に付随する特権として与えられました。結婚した男女は性関係によって、命を伝達して子供を産み出すことができます。さらに、性の賜物を用いる喜びは、夫婦で結びつきを強化して、協力して生まれる子供を育てるための動機付けになります。


 性の賜物の用い方について、命を創造し、性の賜物をお与えになった方エホバの取り決めに従うことは正しいことです。同性同士の性関係は、命を伝達することに寄与しません。そのために、エホバは同性同士で性関係を持つことを許しておられません。それは、自然に反することです。


 男性と女性は、性器が補完しあい、性欲を自然に満たせるような造りになっています。性関係は、ご夫婦の間で行なわれる場合、夫が主導権を握り、妻はそれに応ずるという形になります。それは、男女の性器の造りと調和しています。ところが、同性愛になると、性行為を行なう片方が、本来意図されていない、性行為の役割をになうことになります。同性愛は、「自然に反する」異常なことだと言えます。


 そのために男性の同性愛者は、どちらかというと、性関係のうち男性の役割を好み、両者の間で主導権争いが生じることが多く、その同性愛関係は、長続きせず一時的なものになることが多いということです。結婚した男女の夫婦の間の性関係であると、そのような不要な争いは生じません。


 また、同性愛は、エイズなどの致死的な性病の感染の原因となります。同性愛は「誤り」なので、その「十分な返報」を受けることになるわけです。


 聖書は同性間の愛情が異性間の愛に勝ることがありうることを述べています。ダビデは、同性のヨナタンの愛について、「わたしの兄弟ヨナタン,・・・あなたの愛はわたしにとって女の愛よりもすばらしかった。」と述べています。(サムエル第二1:26)ヨナタンは、自分の命を危険にさらしてまでも、ダビデを助け、彼に愛を示しました。


 けれども、だからと言って、ふたりは、同性愛に陥ることはありませんでした。ふたりの間の愛、また友情は清いものでした。ふたりとも、結婚しており、相手の結婚を尊重しました。


 同性に対して、異性に対するよりも、深い愛を感ずるというのは、ありえることです。でも、その場合は、相手の性的な清さを尊重すべきですし、ダビデヨナタンのように、そうすることができるはずです。そして、それが相手に真の愛を示す方法です。


 もし、同性愛行為に陥るならば、相手の結婚関係を損なうことになり、さらに相手を性病に感染させる危険があります。また、何よりも自分と相手の神との関係も、破壊することになります。それで、同性同士で、愛し合っているとしても、貪欲な性を追い求めて、同性愛に陥るならば、真の愛を相手に示しているとは言えません。


 命と性の創造者は同性愛を是認しておられません。また同性愛は、その相手に真の愛を示すことになりません。同性愛を避けるように、必死の努力を払うべきであると言えます。



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