続々・どうしたらエホバ神からの保護を得て命を守ることができるのですか−神の忠告に従い義の基準を守る

 聖書は、クリスチャンが迫害によって命を失う場合があることを予告しています。(マタイ10:21,22)しかし、エホバ神を愛し、崇拝と奉仕をささげる人、また神に救いを呼び求める人は神からの保護を得られると聖書は述べています。(詩編31:23;91:14-16)


 神からの保護を得るために他にどんなことが求められるでしょうか。


(4)エホバの義の基準に従うと保護が得られる


 神の保護を得るためには、神の義の基準に付き従うことも大切です。箴言はこう述べています。「義は,その道において害のない者を保護し,邪悪さは罪人を覆すものとなる。」(箴言13:6)
 

 神の義の基準を退ける人は思いがけない災いに陥り、難しい問題に直面する場合が多くなります。一方、神の義の基準に付き従って神に忠実であるなら、そうした苦難から保護されることが多くなります。


 例えば、分かりやすい例を述べれば、聖書の性道徳の基準を守る人は、性病から守られ、倫理基準を守らない不誠実な人から害を受けることからも保護される場合が多いでしょう。




2February14-21 by ND Strupler (youngwoman)
聖書の道徳基準を守り淫行を避ける人は性病や不誠実な人や望まない妊娠から守られます



 また、武器をとって戦わず、人殺しをしないという立場をとるクリスチャンは、徴兵制がしかれている国では、刑務所に入れられて、前科者という烙印を押されるかもしれません。しかし、その人は、戦場で命を落とす可能性はほとんどないでしょう。かえって戦争を生き永らえる結果になるでしょう。


 その義なる立場はエホバの是認と保護をもたらします。(マタイ26:52)そして、例え、その立場のために処刑されることがあっても、その人は、復活が保証されています。
 

(5)エホバはご自分の民に忠告を与えることにより保護を与えられる


 「あなたはわたしのための隠れ場であり,わたしを苦難から保護してくださいます。・・・『わたしはあなたに目を留めて忠告を与えよう。』」と詩編にあります。(詩編32:7,8)ですから、エホバはご自分の民に忠告を与えられます。エホバの忠告に聞き従うなら苦難から保護されます。


 エホバはある行動がどんな結果になるかを聖書の預言によって示されることがあります。私たちは聖書の預言が勧めていることを行うことによって将来起こる苦難を避けることができます。


 例えば、大患難の前に、北の王によって荒廃をもたらすものが設立されたならば、山に逃げるようにとイエスは助言されました。(マタイ24:15,16)その忠告に従うなら、北の王の攻撃を免れ、また食糧不足も生きのびる可能性が高くなるでしょう。


 また、北の王の南の王に対する攻撃の前に、神の忠告に従って大いなるバビロンから逃れるならば、彼女の災厄を共に受けて命を失うことを避けられます。(啓示18:4)




McCarran International Airport, Las Vegas, Nevada by Ken Lund (McCarran 1)
大いなるバビロンから出なさいと言う神の助言に従うことにより彼女の受ける災厄を共に受けることを避けることができます



  それで、神の義の基準を守って神の忠告に聞き従うことによって神からの保護を受けることができます。