創世記1章―宇宙は創造された

聖書の巻頭の言葉については何が言えますか。

「初めに神は天と地を創造された」となっています。(創世記1:1)

この聖句は物質宇宙に始まりがあったこと、理知を持たれる霊者なる神が物質宇宙を創造されたことを示唆しています。


 宇宙は創造されたのでしょうか。

進化論者は大抵創造者の存在を認めていません。また、仏教信者は仏教の教えは、無神論であることを認めています。ですから、彼らは大抵の場合、宇宙がいつも存在していたと言います。つまり宇宙に始まりがあったことを認めません。


 聖書が示唆している事と無神論者が示唆している事と、どちらが科学的であると言えるのですか。

アメリカ合衆国天文学界の第一人者である米国宇宙研究協会の会長ロバート・ジャストローは,「天文学者は神を見いだしたか」という主題で論文を書いています。

その中で彼は「神学者たちは,天文学的な証拠を調べていくと,創世記にある聖書の見解にたどり着くということを喜んでいるが,奇妙なことに,天文学者たちは動揺している」と語っています。

 ジャストローは,200億年ほど昔に,大爆発が起こり,星雲が途方もないスピードで互いに離れて行っていると言っています。

ジャストローが述べる通り,宇宙の起源に関するそのような見解は,宇宙には始まりがあったとする聖書の言葉と一致しています。宇宙に始まりがあったする創造説の方が科学的だと言えます。


 さらに、聖書は創造者について「満ちあふれる活動力のゆえに,その方はまた力が強(い)」と述べており、その方が測り知れないエネルギーを持っておられる事を示しています。(イザヤ40:26)

ところで、アインシュタインは,E=mc2という公式で示される法則を発見しました。これは物質に含まれるエネルギーが,その物体の質量に光速のニ乗をかけたものに等しいことを表わしています。この法則は、質量とエネルギーが、一方から他方へ互いに変換されるということを示しています。

このように,現代科学は,膨大なエネルギーを持たれる理知ある存在が、物質宇宙を創造する事が可能であることを認めています。