レビ12章・神はイエスの家庭として貧しい家庭を選ばれた

「もし羊を出すだけの余裕がないのであれば,彼女は二羽のやまばとまたは二羽の若いいえばとを持って行くように。一羽は焼燔の捧げ物のため,一羽は罪の捧げ物のためである。そして祭司は彼女のために贖罪を行なわねばならない。こうして彼女は清くなるのである。」(レビ12:8)
 イエスの母マリアはイエスの出産後、規定の捧げ物を祭司のもとに持っていきましたが、その時、マリアは貧しい人のための特別な規定を利用しました。(ルカ2:22,24)このことから、イエスが生まれた家庭は、さほど裕福ではなかったことが分かります。


 神がご自分の最愛のみ子をゆだねるのに、それほど裕福でない家庭を選ばれたのですから、親は子供のために最善の家庭とするのに、物質的に豊かなものを追い求める必要がないということが分かります。


 子供のための最善の贈り物は、霊的なものであることが分かります。親は、家庭で聖書朗読や聖書研究を行なって、子供に最善の贈り物をすることができます。親が聖書研究を通して与える霊的な導きは、お金に換えることのできない贈り物になります。


 イエスの家庭が比較的貧しい家庭であったということは、比較的収入のない家庭であっても、また、不況の中にあって、収入が少なくなっても、節約しつつ、霊的なものを尊重するなら、幸福な家庭生活が送れるということを示しています。