啓示17章・続々なぜ大いなるバビロンはアメリカ合衆国なのか

「そして,額にはひとつの名が書いてあった。それは秘義であって,『大いなるバビロン,娼婦たちと地の嫌悪すべきものとの母』というものであった。・・・また彼はわたしに言う,『あなたの見た水,娼婦が座っているところは,[もろもろの]民と群衆と国民と国語を表わしている。 』」。(啓示 17:5,15)


 エホバの証人は、大いなるバビロンは偽りの宗教の世界帝国だと解釈しています。ところが、啓示17章、18章を調べると、大いなるバビロンを描写している特徴は、アメリカ合衆国の特徴をよく表わしています。


 先回、先々回、大いなるバビロンの三つの特徴がアメリカ合衆国に当てはまることを示しました。今回は、啓示17章の後半で描写されている大いなるバビロンのさらに二つの特徴がアメリカ合衆国に当てはまることを示したいと思います。


 (4)大娼婦の額には、「大いなるバビロン」という一つの名が書かれている。(啓示17:5)   (5)大娼婦はもろもろの民と群衆と国民と国語を表わしている水の上に座っている。(啓示17:15) という二つの点を取り上げます。


(4) 大娼婦の額には、「大いなるバビロン」という一つの名が書かれている。(啓示17:5)


 大いなるバビロンは額に「大いなるバビロン、娼婦たちと地の嫌悪すべきものとの母」という自分の名がありました。額に記されている名は、その者の崇拝や神聖な奉仕の対象を表わしています。(啓示22:3,4)この事は、大いなるバビロンが自らを神として崇拝していることを表わしているでしょう。


 アメリカ人は、自らの国家を崇拝しているでしょうか。アメリカ合衆国の至るところで国旗すなわち星条旗がよく見られます。またアメリカ合衆国では南北戦争の後に、公立学校で毎朝、星条旗に向かって起立し、右手を左胸に置き、自国に対して忠誠を誓う習慣があります。










 また、アメリカでは、常日頃、公式の国歌「スター・アンド・ストライプ(星条旗)」他アメリカを讃える二曲を加えた三つの曲がよく演奏されています。確かにアメリカ人が自らの国家を崇拝する行為を通常行なっていることを示しているでしょう。

 「啓示17章・大娼婦の自己崇拝を意味する額にある名

(5) 大娼婦はもろもろの民と群衆と国民と国語を表わしている水の上に座っている。(啓示17:15)


 啓示の書では、ヨハネの見た水は、もろもろの民と群衆と国民と国語を表わしていると説明されています。(啓示17:15。イザヤ57:20)座っているとは、支配していることを意味しているでしょう。アメリカは比ゆ的な水の上に座っていると言えるでしょうか。言えます。アメリカほど多種多様で多数の外国からの移民を受け入れてきた国は他にありません。


 アメリカは1820年に最初の移民統計が取られてからこれまで6000万人以上の移民を受け入れています。アメリカ中には100以上のエスニック集団が存在していると言われます。アメリカは世界中のあらゆる人種、民族、国籍、文化、宗教、言語が寄り集まった世界最大の移民社会です。


 移民の母国にいる家族や親族もアメリカ合衆国を支持しているでしょう。ですから、アメリカ合衆国は、国際的な影響力を持っているという意味でも、多くの水の上に座っている、すなわち支配を及ぼしていると言えるでしょう。(黙示録17:1,15)

 
啓示17章・大娼婦は水の上に座っているか



 これまで、啓示17章に示されている大いなるバビロンの五つの特徴がアメリカ合衆国に見事に当てはまることを調べてきました。次回、啓示17章に示されている大いなるバビロンの六つ目の特徴が、アメリカ合衆国に当てはまることを示したいと思います。



ダニエル2章・なぜ大娼婦は偽りの宗教ではなく国家なのか



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