サイバーポルノ(4)−アダルトサイトブロックサービス

これまで、サイバーポルノについて、「(1)本当に有害?」「(2)夫婦生活を守る」「(3)中毒から抜け出す」をアップしてきました。今回はサイバーポルノを防御する助けとなるソフトについてさらに取り上げます。また、その際の注意点について述べます。



Temporary home office by Pedronet(internet)
セキュリティソフトとそれを利用する際の注意点


                           ポルノを退ける


まずは、ポルノを邪悪で無価値なものとして、ポルノを見ることをやめる、それも今すぐにやめると決意することです。 (詩篇97:10)そのために、セキュリティソフトやサービスを利用できます。


パソコンをアダルトサイトは見ることのできない設定にすることができます。有料無料の有害サイトブロックサービスやセキュリティソフトのスクリーン機能があります。


無料のアダルトサイトブロックサービスがあります。子ども向けですが、おそらく大人も利用できるでしょう。「Yahoo!あんしんねっとソフトウエア」です。PCにインストールする必要があります。

http://anshin.yahoo.co.jp/

BIGLOBEの有害サイトブロックサービスはこちら。

http://security.biglobe.ne.jp/set/siteblock.html

月額210円のOCNの有害サイトブロックサービスはこちら。

http://service.ocn.ne.jp/option/vcheck/webfilter/

月額210円のhi-ho有害サイトブロックサービスはこちら。

http://home.hi-ho.ne.jp/home/service/option/block/index.html

多くの有料のセキュリティソフトがアダルト、風俗関連サイトをブロックすることができます。しかし、全くその機能がついていないセキュリティソフトもあります。
          
                   個人情報が諸政府に知られる可能性


ところが、残念なことに、さまざまなネットのソフトやサービスを利用すると、個人情報が米国政府や自国の政府に知られる可能性があります。


2013年には、元CIAのエドワード・スノーデン氏が米国家安全保障局NSAが行なっていることを広く暴露しました。NSAとはインターネットを中心に情報収集を行なっている職員数約30000人の米国政府の諜報機関です。(NSAウェブページ



Headquarters of the NSA at Fort Meade, Maryland.(nsa)
NSAの本部フォートミード−ワシントンDCとバルティモアの間にあります



2013 年6月には、NSAが運用していた監視プログラム「プリズム」にインターネット大手9社が協力していたというニュースが流れました。情報を提供していた企業にはアップル(Apple)、グーグル(Google)、マイクロソフトMicrosoft)、ヤフー(Yahoo)、スカイプ(skype)などが挙げられています。各社は自社のサーバーにNSAが直接アクセスすることを認めていたことについては否定しています。


しかし、もし政府の情報機関のIT技術の手腕がIT企業よりも勝れている場合、IT企業が望まなくても、情報はリークするでしょう。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/10/news033.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130621/486873/


しかし、多くのIT企業は政府から非常に多くの人々の個人情報を提供するように政府の要請を受けたということは認めています。そして、政府の安全保障や犯罪に関係した法律に従った情報の提供には応じたようです。そして、軽犯罪に関係しただけの人々の情報も提供されたようです。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/11/news081.html


ただ会社によっては、米国政府にどんな情報を知らせたのか公表するように努力を払っています。しかし、IT企業が努力を払っていても、やはり、セキュリティソフトやその他のネットのサービスの利用は、有害サイトのブロックはできても、米国系のIT企業ではとりわけ、個人情報が米国政府に知られるでしょう。


また、米国政府は、大手のIT企業だけでなく、何十もの企業を通して情報を収集していると言われています。また、人々の個人情報を収集しているのは、米国の政府だけではありません。日本を含め36の政府がPCに進入できる監視用ソフト「FinFisher」を使ってそうしています。


http://gigazine.net/news/20130506-36-country-using-spyware/


そうしたことを考慮した上で、サービスを利用されてください。ネットを利用する際には、いつも益とリスクを勘案しなければならないと思います。


今のところ、情報の漏洩がなくて安全なところがどこなのかは分かりません。私は、国家が情報を収集したり、監視したりするのは必ずしも悪いと思いませんが、そのデータが悪用されないように望みます。


すみません。ソフトによってはPCが大変重くなってしまうものもあるようです。ご自分でよく調べて自己責任でインストールされてください。


次回は、「サイバーポルノ(5)−ポルノとの闘いを続ける」をアップしたいと思います。


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