裁き人19章・ギベアの人々の同性愛のために戦争が起こる

「その都市の男たち,全くどうしようもない者たちがその家を取り囲み,戸口に向かって押し合いをするのであった。そして,その家の持ち主である老人にこう言いつづけた。『お前の家に入ったあの男を出せ。我々がその男と交わりを持つためだ。』」(裁き人19:22)


 裁き人の時代にあるレビ人がそのそばめとともに旅をしてベニヤミンのギベアに通りかかりました。晩になってある老人がそのレビ人に宿を提供しました。ところが、ギベアの男たちがその家を取り囲み、男と性関係を持つために外に出すようにと要求しました。


 ギベアの人々の中には、ロトの時代のソドムの男たちのように同性愛行為にふけっていた人たちがいたようです。その状況は、み使いが旅人を装ってソドムのロトの家を訪問した時の状況とよく似ています。その時、ソドムの同性愛者たちは旅人の男たちと性関係を持つために家の外に出すようにロトに要求しました。(創世記19:4,5)


 この二つの事例から、同性愛にふけっていると、新しい人を相手構わず無理やりにでも性関係を持とうとする傾向が出てくることが分かります。


 ロトの時代には、エホバは天から火と硫黄を降らせてソドムの人々を処罰されました。(ユダ7)


 ベニヤミンのギベアの男たちは、レビ人の男の人の代わりにそばめを一晩中レイプして殺してしまいました。その結果、ベニヤミン部族とその他のイスラエルの部族の間に戦争が起こりました。最初はベニヤミン部族が、優勢でしたが、最後には、神の助けによって他のイスラエルの十一の部族が勝利しました。そして、ベニヤミン部族は、敗北して滅びる寸前までいきました。


 ベニヤミンのギベアの人々の例から、同性愛は、それにふける人を大変利己的に暴力的な人にさせてしまうことが分かります。さらに、エホバは同性愛を憎んでおられ、非とされているということが分かります。


 同性愛にふける人は、遅くともイエスが邪悪な人々を裁かれる時に罰を受けるよう取り計らわれるでしょう。