ユダ7節・ソドムとゴモラの同性愛

「ソドムとゴモラおよびその周りの都市も,ここに述べた者たちと同じように甚だしい淫行を犯し,不自然な用のために飽くことなく肉を追い求めたのち,永遠の火による司法上の処罰を受け,警告の例としてわたしたちの前に置かれています。」(ユダ7)

 
 今日、同性愛を行なう人が多くなっています。男性同士の性関係や、女性同士の性関係も、自然なことと思われるようになっています。聖書の神はそれをどのようにみなしておられるでしょうか。


 昔、アブラハムのおいのロトはソドムに住んでいました。ソドムとゴモラおよびその周辺の地域の人々は、甚だしい淫行すなわち同性愛を行なっていました。それで、エホバはその地域の実態を調べるためにソドムにふたりのみ使いを遣わしました。


 ロトは二人のみ使いを強いて家に連れて行ってもてなしました。ところが、その晩、ソドムの男たちが少年から年寄りまですべてやって来てロトの家を取り囲みました。そしてロトに対して客となっている男たちと性関係を持てるように自分たちのところへ出すようにと要求しました。(創世記19:4,5)


 み使いたちはそれらの男たちを打って盲目にならせて、客を守ろうとしたロトを助けました。そして、ロトにエホバがその都市を滅びに至らせようとしていることを告げ、ロトにその妻と二人の娘を連れて逃げるようにと言いました。


 み使いたちはロトと家族をせき立てて彼らの手をつかみソドムの町外れにまで連れ出しました。そして、エホバは天から硫黄と火の雨をソドムとゴモラの上に降らせてそこの周辺の地域を滅ぼされました。ロトの妻は命令に背いて後ろを振り返ったために塩の柱になりました。(創世記19:11〜13,24,26)


 ソドムとゴモラは、冒頭の聖句にあるように、「永遠の火による司法上の処罰」を受けたと述べられています。ですから、ソドムとゴモラの人々は復活のない永遠の滅びを被る結果になったと思われます。このことは、エホバが同性愛をいかに忌むべきものとみなしておられるかということを示しています。


 また、ソドムとゴモラに起きたことは「警告の例」であると述べられています。このことは、イエスが邪悪な人を裁かれる時には、同性愛に陥っている人は永遠の滅びを意味する裁きを受けるという警告となっています。


 私たちは同性愛を克服するよう、聖書を学び、それを当てはめて生活の仕方を変えるように努力してエホバの是認を得られるように努力すべきでしょう。