ローマ1章・同性愛のもたらす不幸な結果

「同じく男性までが女性の自然の用を去り,互いに対し,男性が男性に対して欲情を激しく燃やし,卑わいな事柄を行なって十分な返報を身に受けました。それは彼らの誤りに対して当然なものです。」(ローマ1:27) 


 聖書は同性愛を非としています。冒頭の聖句にあるように、男性同士の同性愛は男性が「女性の自然の用を去り」、「男性が男性に対して欲情を燃や(す)」、「自然に反する」ものですし、「卑わいな事柄」と言うことができます。女性同士の同性愛に関しても同じことが言えます。


 聖書は一人の男性と一人の女性が夫婦として性関係を楽しむように神が意図された事を示しています。例えば箴言5章18,19節にはこうあります。「あなたの水の源が祝福されるように。あなたの若い時の妻と共に歓べ。・・・その愛によって絶えず陶酔するように。」


 それで、聖書は夫婦の性関係を水を飲むことに例えており、配偶者をその人自身の水の源と描写しています。そして、夫婦が二人の性関係によって陶酔することを勧めています。男女の性器も互いに補い合い、喜びを得られるような造りになっています。このことも創造者は男女が性関係を楽しむように意図されて設計されたことを示しています。


 聖書は、同性愛はそうした神の意図に反した「誤り」であり、「十分な返報」を身に受けると述べられています。確かに同性愛者は肝臓感染症,淋病,梅毒,寄生虫性感染症,小腸リンパ腫,カポジ肉腫,エイズなどの致命的な病気に感染する危険が高いことが分かっています。それは誤りに対する身体面での十分な返報と言うことができます。


 他にも、同性愛者の夫婦は男女の夫婦のように感情面で幸福になることがむずかしいものです。男女の夫婦であればどちらが頭の権をとるかがはっきりします。(コリント第一11:3)ところが、同性愛者の夫婦はどちらも頭の立場を取ろうとして争いあうかもしれません。それは、感情面の衝突や緊張やストレスを生みます。


 同性愛行為を続けているある男の人はこう述べました。「私の生活はめちゃくちゃです。私が幸福だなどと思わないでください。とんでもないことです。私はみじめです。そして抜け出そうともがいています。…みじめですし,欲求不満で苦しんでいます」。


 通常、同性愛者の結婚関係あるいは恋人関係は長続きしません。ある同性愛者は、同性愛者の関係は6ヶ月から2年しか続かないと言っています。一夜で終わる同性愛関係も多くあります。結果として同性愛者の結婚関係や恋人関係は、男女の結婚関係のような永続的な経済面、感情面でのサポートをその人に与えることは難しくなります。


 同性愛は過度に性欲に重きを置くものとなっています。そのため性関係は強制的なもの無差別なものとなり、通常、他の人と信頼し合う永続的な人間関係を培うことが難しくなります。同性愛者は、とりわけ年を取ると、社会や他の人から疎外され見捨てられ愛されないという経験、つまり孤独や空虚感や絶望を経験することが多くなります。他の人と健全な人間関係を培うことができないと、様々なふさわしくない感情を培ってしまう可能性が高くなります。


 続くローマ1章の聖句によると同性愛者には強欲、ねたみ、殺人、闘争、欺まん、陰口、不遜、ごう慢、うぬぼれ、親に対する不従順、理解力がない事、自然の情愛を持てない事など様々な弊害が生じることを示しています。(ローマ1:29〜31)


 創造者の基準を無視する同性愛は、多くの不幸な結果を生み出すことが分かります。そして、もちろん同性愛は神との関係を破壊します。ですから、同性愛に陥っている人はそれが決して幸福な生き方でないことを認めて克服するよう努力しましょう。