啓示13章・将来自給自足に切り替えるのが賢明である理由

「 またそれは,すべての人,すなわち,小なる者と大なる者,富んだ者と貧しい者,自由な者と奴隷を強制して,その右手や額に印を受けさせ,また,その印,つまり野獣の名もしくはその名の数字を持つ者以外にはだれも売り買いできないようにする。」(啓示13:16,17)


 啓示の13章の預言によると、全地で野獣の像の崇拝が強くなることが預言されています。(啓示13:15)その結果、すべての人を強制して、右手や額に野獣の名もしくは数字の印を受けさせることになると預言されています。


 野獣の名を額や手に受けるとは何を意味するでしょうか。啓示14章1節によると、十四万四千人の者は,エホバ神の名とイエスの名とをその額に書かれていました。それで、額に書かれた名とは、その奴隷の所有者の名を表していることが分かります。


 イザヤ44章6節にエホバの崇拝者が「自分の手に『エホバのもの』と書く」と述べられています。それで、手に書かれている名前もその崇拝の対象と言うことができます。ですから、自分の額や手に野獣の名や数字の印があることは、その人が野獣の奴隷であり、野獣の所有物であり、野獣の崇拝者であることを示しています。


 それで、聖書は野獣の崇拝、すなわち国際連合や諸政府を崇拝させようとする強い圧力を忍耐しなければならない時が来ることを予告しているように思われます。啓示14章にも、野獣とその像を崇拝させようとする圧力が強くなることが示唆されており、野獣の崇拝に関連して「聖なる者たち」にとって,「忍耐」が求められると述べられています。(啓示14:12)


 どんな忍耐が求められることが考えられますか。それは、野獣の崇拝者でなければだれも売り買いできないというような圧力がかかる時が来るのかもしれません。このことを考えると、エホバ神の崇拝者はできるだけ簡素な生活で満足するように、将来はできるだけ自給自足の生活を考える方が賢明だと言えるでしょう。


 とりわけ、戦争が起きて、物資が不足する時にこのことは起きやすいでしょう。イエスは「その日、妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります!その土地に非常な窮乏が、そしてこの民に憤りが臨むからです。」と予告されています。(ルカ21:23)


 なぜ妊娠している女と乳飲み子を持つ女は不幸なのでしょうか。戦争のために食糧生産が困難になったり輸入がストップしたりして食糧不足が起こるからに違いありません。そういう食糧不足の時期はとりわけ、物資が政府の統制化におかれて、野獣を崇拝するのでなければ、物資を購入できない事態は起きやすいでしょう。このことが予見できるのですから、できるだけ自給自足に切り替えていくようにした方が賢明だと言えます。



 現代人は私たちの世代においても農業から遠ざかってしまった人が少なくありません。でも、ちょっと考えてください。最初の人間アダムに与えられた仕事は何でしょうか。創世記2章15節には、「エホバ神は人を取ってエデンの園に住ませ、それを耕させ、またその世話をさせた」とあります。人間はそもそも自然と調和して生活して、農業をして生活をすることになっていました。


 本来人間に意図された生活が自然と調和して農業をして生活をすることであること、将来野獣の像の崇拝が強くなり、野獣の崇拝をしなければ、売り買いできなくなる時が来る可能性があることを考えると、私たちは将来、農業をして自給自足の生活に切り替えることを念頭においておいた方が、賢明だと言えるでしょう。そして、その時は、大いなるバビロンの滅びの前に訪れるかもしれません。


(野獣の崇拝とは何を意味するか、神の民は野獣や野獣の像の崇拝に対してどのような態度をとるべきかについては、2009/12/7「啓示13章・野獣の崇拝とは何か」2010/2/5「神はユダヤ人を火の燃える炉から救い出される」の記事をご覧ください。)



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