ヘブライ13章・なぜエホバは婚外交渉を禁じられるのですか
「結婚はすべての人の間で誉れあるものとされるべきです。また結婚の床は汚れのないものとすべきです。神は淫行の者や姦淫を行なう者を裁かれるからです。」(へブライ13:4)
冒頭の聖句にある通り、エホバは結婚関係以外の性関係つまり淫行や姦淫を禁じておられます。なぜエホバは淫行や姦淫を禁じられたのでしょうか。エホバが淫行を禁じられた根本的な理由とは、何ですか。
婚外交渉すなわち淫行や姦淫を聖書が禁じているのは、結婚が神の創設した契約関係だからです。そして、神はその契約関係に人が忠節を保つことを期待されているからです。
例えば、マラキ書には、人の若い時の妻について、その人は人の「契約の妻」と述べられています。(マラキ2:14)ですから、結婚は、男女の間の「契約」です。
エホバ神は、人間男女を創造されました。エデンの園で、アダムとエバを創造されました。そして、ふたりを夫婦として結び合わせることにより、結婚制度も創始されました。エホバはアダムにエバだけ、つまりひとりの女性だけを妻として与えました。
聖書は、エホバ神が最初の結婚を執り行われた時に、エホバ神が「それゆえに,男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き,ふたりは一体となるのである。」と言われたことを示しています。(創世記2:24。マタイ19:4,5)それで、結婚はひとりの男性とひとりの女性という一組の男女が一体となるという契約です。
そもそも性は神からの贈り物です。人間は性から喜びと楽しみを得ることができます。しかし、神は性を楽しむ特権の使用を結婚している男女に限られました。エホバは人類に命を与えた方ですから、命を伝える手段である性の使用について定めることができる権利を持っておられます。また、エホバがそうされる場合、それは人間にとって最善の幸福をもたらします。人間の幸福を奪うものではありません。
エホバは昔神の民のイスラエル人の中でひとりの男が二人以上の妻を持つことを許されました。しかし、イエス・キリストは、人類に当初意図されていたひとりの男がひとりの妻と夫婦として結び合わされるという取り決めを回復されました。(マタイ19:4〜6)
それで、結婚は神のみ前で結ばれるふたりの男女が一体となることを求めるという契約関係です。結婚によって二人は、互いに協力し合い、結び合って生涯を共にすることを約束します。また、結婚した男女は、結婚に伴って性関係という親密なものを分け合うことが公然と許されます。結婚の契約とは、一組の男女が夫となり妻となって、性関係は互いに相手だけに限り、相手に対して忠節を保つという約束です。
箴言には、人が結婚で享受できる性によって人が喜びを得、陶酔することができることを次のように述べています。「あなたの水の源が祝福されるように。あなたの若い時の妻と共に歓べ。彼女は愛らしい雌鹿、麗しい山やぎである。その乳房が常にあなたを酔わせるように。その愛によって絶えず陶酔するように。」(箴言5:18,19)「その愛によって絶えず陶酔するように」と述べて、結婚した男女がその関係においてのみ性の喜びを得るべきことを述べています。
マラキ2章では、エホバは「若い時の妻」、「契約の妻」に対して「不実な振る舞い」をして、これと離婚して、異国の神の娘を花嫁として得ることに対して糾弾しておられます。(マラキ2:14)同じように、離婚するまでもなく、異国の神の娘と姦淫をすることも、「不実な振る舞い」でしょう。
聖書は、「あなた方は,娼婦と一緒になる者が一体となることを知らないとでもいうのですか。『二人は一体となる』と言っておられるのです。」と述べています。(コリント第一6:16)ですから、結婚関係外の人と性関係を持つならば、それはその人と一体になることを意味します。人は、結婚することによって夫と妻がお互いに一体になることを約束したのですから、婚外交渉をすることは、その約束に違反していると言えます。
ですから、もし、結婚した人が、結婚関係外の人と性関係を持つならば、それは、神のみ前で結ばれた結婚契約に不忠実になったことを意味しています。エホバ神は、それをささいなこととはみなされません。
エホバ神がご自分も結婚関係にあるものとして描写しておられること、エホバ神は人が結婚関係に忠節を示すことを求めておられることについて、次回さらに扱いたいと思います。
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