被災地のエホバの証人1年後
東日本大震災から、およそ1年経ち、2012年3月8日（木）の集会で再び、被災地の状況についてエホバの証人の日本支部からの手紙が読まれました。主な点だけ報告します。
多くのエホバの証人が自発的に救援活動に携わっており、最近900軒の家屋の修理を終了したそうです。家屋の修理は無償で行なわれているのですから、修理していただいたエホバの証人は深く感謝したことでしょう。
被災したエホバの証人の中には、仮設住宅に住んでいる方や親戚の家に身を寄せている方もまだおられるそうです。それにもかかわらず被災地の会衆では、出席者が増加しているそうです。
また、被災地のエホバの証人は、地震と津波によって家族、友人、家、資産などを失いましたが、あるエホバの証人は、霊的にはかってなく恵まれていると感じていると言われたそうです。被災地のエホバの証人の中には、エホバの証人の組織が実際的な愛を示してくださることを身をもって体験した方も多いと思います。そうした人々にとっては信仰が強められる経験になっていると思います。
被災地の陸前高田市、多賀城市などでは、以前と同じ場所に王国会館を再建したそうです。釜石市、気仙沼市などでは他の場所に王国会館を建設することを計画しています。しかし、震災のため、土地の取得が難しくなっており、王国会館の建設が難航しています。
239人の長老が被災地の会衆に援助のために移動したとのことです。人口が減っている被災地に移動して励ましてくださったことは、被災地の会衆にとって大きな励みになるでしょう。
また、120軒の宿舎が被災地のエホバの証人のために、無償で提供され、エホバの証人がそこに移動したとのことです。地震や津波で家や資産をことごとく失ってしまったエホバの証人にとって、それらの取り決めは本当に大きな実際的な助けになったと思います。
被災地のために実際的な救援活動に携われなかった人々も、被災地のエホバの証人や人々の上にエホバ神の援助があることを日々の祈りの中に含めた人は多かったことでしょう。被災地のエホバの証人は、そうした祈りの助けにも感謝しているとのことです。
私は、言葉だけでなく行いに基づいた真の愛を示すように、統治体も日本支部も、エホバの証人個人としても、努力していると思います。（ヨハネ第一3:18）このことは、エホバの証人を尊敬すべき理由になると思います。
イエスは、「あなた方の間に愛があれば，それによってすべての人は，あなた方がわたしの弟子であることを知るのです」と言われました。（ヨハネ第一13：35）ですから、あるキリスト教のグループの中に真の愛が見られるならば、それは、イエスの言葉によると真のキリスト教の特徴の一つです。真の愛を示そうとする努力はエホバ神の目から見落とされることはないと思います。私は、これからもエホバ神はエホバの証人を祝福していかれると思います。
しかし、エホバの証人の聖書の預言の理解に間違いがある場合、愛を示す努力によってそれが正しくなるわけではありません。私は、エホバ神がエホバの証人を霊的に祝福してくださり、聖書の預言の正しい理解に導いてくださるようにとエホバ神に祈りたいと思います。
エホバの証人は、年に一度、イエス・キリストの死の記念式を、全世界で祝っています。イエスが亡くなられたのはユダヤの暦でニサン14日ですが、今年は、その日は太陽暦で2012年4月5日（木）に当たります。その日の日没後、エホバの証人の王国会館、もしくは借りた会場で記念式が祝われます。
エホバの証人の王国会館の集会場
始まる時刻は各地の集会場で異なっています。おそらく6時30分か7時ごろだと思います。正確な時間は、各地のエホバの証人に確認されてください。是非出席されて、イエスの贖いの犠牲についての築き上げる話を聞かれて、定められた簡素な儀式に参加されてください。
今回は、被災地のエホバの証人の9か月後の報告も同時に投稿したいと思います。
