エレミヤ51章・バビロンの中から出て逃げよ

「わたしの民よ,彼女の中から出て,各々その魂をエホバの燃える怒りから逃れさせよ。」(エレミヤ51:45) 


エレミヤ51章には、バビロンがエホバの燃える怒りに直面しているために、バビロンから出て逃げるようにという勧告があります。昔、バビロンに住む人々に対するこうした呼びかけがあったことは、今日大いなるバビロンに住む人々に対する同様の呼びかけの重大さを増し加えます。


「わたしの民よ」と呼びかけられていることから、バビロンに住んでエホバを崇拝している人々にそのように呼びかけられていることが分かります。この中には、イスラエル人や、イスラエル人から聖書の神エホバについて聞いて、エホバを崇拝するようになった、バビロニア人やバビロンに移住してきた諸国民が含まれていたのでしょう。


エレミヤ51章6節にも、同様の勧めがあります。「バビロンの中から出て逃げよ。各々自分の魂を逃れさせよ。そのとがのために生命のないものとされてはならない。これはエホバの復しゅうの時だからである。」とあります。(エレミヤ51:6)ですから、バビロンから出て逃げるべきなのは、バビロンに住んでいる人がバビロンに臨む「エホバの復しゅう」によって生命を失わないためです。


聖書は、バビロンが、メデイア人の王たちによって滅ぼされることを予告していました。「エホバの復しゅう、その神殿のための復しゅう」のために、「メディア人の王たちの霊を奮い起こされ」、「バビロン」を「滅びに陥れる」ことが予告されていました。(エレミヤ51:3,11)バビロンは、エホバの神殿を破壊してエホバの崇拝を攻撃し、多くの忠実なエホバの崇拝者を殺してその血を流したために、エホバの復しゅうを受けることになりました。(エレミヤ51:24,35)


そして、そのことは実際に起こりました。バビロンは、エホバの復しゅうを受け、メディア・ペルシャ軍の前に西暦前539年に突然倒れました。


昔、バビロンが倒れた後で、バビロンに移住させられた他国の民は、故国に戻りましたが、バビロンが倒れる前もバビロンから出て故国に戻るよう、エホバ神の預言者によって呼びかけがなされたことが分かります。そして、バビロンから逃れた人々は、メディア・ペルシャの攻撃によって命を失うことを免れることができました。


エレミヤ51章45節の呼びかけは、啓示の書にある大いなるバビロンに住んでいる神の民に対する次のような呼びかけを思い起こさせます。「また,わたしは天から出る別の声がこう言うのを聞いた。『わたしの民よ,彼女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄を共に受けることを望まないなら,彼女から出なさい。』」(啓示18:4)


エホバはバビロンに対する復しゅうの前にバビロンから逃れるようにバビロンに住む神の民に勧められました。同様に、エホバは、大いなるバビロンから逃れて災厄を避けるように勧めておられます。


なぜなら、大いなるバビロンは、将来天的希望を持つ神殿級のクリスチャンを始めとして大勢の神の民を迫害することが予告されているからです。(エレミヤ51:11。コリント第一3:16,17;6:19。啓示17:6;18:24;19:2)そのため、大いなるバビロンは、エホバから復しゅうをされることになります。大いなるバビロンが神の民の血を大量に流すことは、大いなるバビロンに対する緋色の野獣の攻撃を招き、彼女の滅びを意味することになります。(啓示17:16)


大いなるバビロンにとどまるならば、大いなるバビロンの神の民の血を流すという罪に共にあずかることになります。それで、大いなるバビロンの住民はエホバが行なわれる復しゅうの業の災厄に巻き込まれることを望まないなら、大いなるバビロンの国外に出ることを勧められています。


ただ、大いなるバビロンの中での大規模な神の民の迫害と流血はまだ起こっていないと考えられます。それで、大いなるバビロンに住む人は、国内の情勢に注意深くあって大いなるバビロンがそのような罪を犯した証拠に気づいたら大いなるバビロンを離れることができます。そのようにして前もって大いなるバビロンの滅びに巻き込まれないように行動できます。




Continental Plane Austin / mrkathika
大いなるバビロンから逃れる


しかしながら、大いなるバビロンがアメリカ合衆国であるという確信を抱けたら、神の民に対する攻撃を目撃するまでもなく、早めに行動できると思います。聖書の預言に対する確信を持てない人は、引き続き私のブログの過去記事や更新記事を読み続けられるようにお勧めします。


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