創世記1章・創造の六日目の動物の創造

創造の六日目に神は地上の生物の創造と人間の創造を行われました。今回は、創造の六日目にエホバがまず地上の生き物を創造されたことを説明します。


聖書は「地は生きた魂を・・・出すように」と神が言われたことを述べています。(創世記1:24新世界訳)魂とはヘブライ語でネフェシュで字義的には「呼吸をするもの」という意味です。創造の六日目に創造された地上の「生きた魂」は、「地の野獣」、「家畜」、「地面のあらゆる動く生き物」を意味します。(創世記1:25)


それらの地上の生物は、「種類にしたがって」創造されました。(創世記1:24,25)動物は100万種以上存在すると言われています。その中には、ライオン、トラ、ひょう、オオカミ、熊、ワニ、さいなどの野獣がいます。


また、家畜には、ウシ 、 スイギュウ、 イヌ 、ネコ、 ウマ 、ブタ 、ヒツジ 、ヤギ 、ロバ 、ラバ 、ラクダ 、ゾウ、 アルパカ、ヤクなどがいます。また、創造された「地面のあらゆる動く生き物」の中には、昆虫や微生物が含まれていたでしょう。


野獣も人間の生活に役立ちます。ライオン、トラ、ひょう、ワニなどの野獣の毛皮や固い皮を人間は衣服やカバンやベルトにすることができます。それらをサーカスで演技をさせたり、ペットにする人もいます。




Gepard in the Prague Zoo by hypotekyfidler.cz (leopard1)
ひょうはサファリや動物園で観察して楽しむことができます
エホバは創造の六日目に野獣を創造して私たちの目を楽しませてくださっています



人間は、世界で数多くの種類の家畜を飼っています。家畜は人間の生活に身近なものです。人間は、羊の毛を刈ってウールのセーターや襟巻きにします。動物を絶滅させるほど利用するのは正しくありませんが、神がアダムとエバに毛皮のコートを着せたので、毛皮を利用するのは神の目に間違っていないと思います。ヤギのミルクは健康にとてもいいです。(箴言27:27)



by Julius! (sheep3)
羊の毛を防寒用の衣服にすることができます
創造の六日目にエホバが創造された動物の中には私たちの生活になくてはならないものがあります



また、牛や馬を田畑の耕作に用いるなら、作物は豊かに産出します。(箴言14:4)地域によっては、象やラクダや牛を人や荷物を運ぶのに使われます。リャマは山間部で牛や馬の代わりに使われています。犬は番犬や盲導犬として人間に仕えることができます。



young oxen by normanack(ox)
雄牛を畑の耕作に利用することができます



Camel Made for Two by western4uk (camel)
らくだは人や荷物の運搬に利用できます
エホバは創造の六日目に創造された家畜の中には私たちの仕事を楽にするものもあります



Nicole and Lexia at Yahoo! by y.accesslab (guidedog1)
犬を盲人の介助にすることができます
エホバは私たちの家の番犬や盲導犬やペットとして非常に役立つ犬を創造してくださいました



 現代は機械文明で高価な車やロボットが作られています。しかし、現代人はもっと神が創造してくださった動物を評価し感謝して、利用できるのではないでしょうか。もし、耕作に牛を使うならガソリンも要りませんから、ガソリン代が高くなっても大丈夫です。

 
 昆虫も人間の生活にとても役立っています。ハチやちょうは植物の受粉に貢献するものもいます。昆虫の中には、人間や動物の排泄物を分解して土に戻してくれるものもあります。飛ぶ生き物は、創造の五日目に、空を飛ぶ生き物が創造されましたが、おそらくハチや蝶などは六日目ではないかと思います。


 また、ハチやちょうと花と取り合わせは目を楽しませます。蜂はさらに栄養豊かなはちみつやロイヤルゼリーや花粉を作ってくれます。ミミズは土を耕して養分に富んだものにします。




Honey Bee Swarm by kaibara87 (bee)
ハチはハチミツやロイヤルゼリーやプロポリスを供給してくれます
創造の六日目にエホバが創造された生き物の中には人間の健康に貢献する生き物もいます


Earthworm by pfly (earthwarm)
ミミズは土地を肥やしてくれます
神は私たちの仕事を大いに軽減する生き物を創造してくださいました



 まだ知られていない生物も含めた地球上の総種数は大体500万〜3,000万種の間という説が多いです。私たちの生活は植物や動物のおかげで命を維持され、仕事を軽減され、いやされています。私たちは、エホバ神が人間の住みかとして地球を周到に準備してくださったことを感謝できます。(イザヤ45:18)


 創造の六日目に創造された地上の動物や生物は明らかに人間を助け、益し、楽しませることが意図されています。私たちは、地上の生物を創造して人間の生活を益し、興味深いものとしてくださったエホバ神の愛に感謝しましょう。エホバ神に対する感謝を生き物を尊重したり世話したり感謝しつつ利用することによって示すことができます。