進化が起きていないことがどのように分かりますか−DNAの修復機能

ダーウィンは、19世紀の半ばに進化論を提唱しました。彼は進化は小さな遺伝的変異の蓄積によって長期間をかけて起きると考えました。現代の進化理論もダーウィンの考えを根本に持っています。


 では、進化が起きていないことがどのように分かるのでしょうか。一つは、DNAに修復機能があるからです。


〇DNAの修復機能     

DNA修復
DNA修復日本語のwikiもあります


 DNAとは、デオキシリボ核酸(deoxyribo nucleic acid) の頭文字をつなげた略語です。DNAは細胞の核の中に存在する遺伝情報です。細胞分裂の時に、DNAの遺伝情報がRNAに転写されDNAが複写されます。そして、それぞれの細胞の核の中に同じDNAが形成されます。それで、 基本的に、DNAは多くの細胞に正確に複写されていく傾向があります。


 しかし、活性酸素による攻撃、紫外線、X線γ線などの電磁波、植物毒素、タバコの煙などの さまざまな原因で、DNAは損傷を受けます。DNA分子の損傷は、細胞の持つ遺伝情報の変化あるいは損失をもたらします。それで、DNAの損傷は、基本的に生体にとってマイナスに働きます。


 しかし、DNAには、修復機能があります。細胞は、損傷したDNAを消去したり、失われた遺伝情報を何らかの方法で修復します。それで、細胞はDNAの複製が正確に行われるように助ける機能を持っています。その機能は常時働いています。




DNA by Enzymlogy applied to drug discovery (dna2)
神はDNAに修復機能を与えられたので生物は無制限に変化していくことはできず進化は起こりません



 しかし、DNAの損傷の程度がひどかったり、DNAの損傷の発生頻度がDNA修復の速度を追い抜くと、修復が追いつかずに損傷が蓄積します。すると、正確なDNAの複製が行なわれなくなります。


 DNA損傷は、現在、アテローム動脈硬化症 からアルツハイマー病 までの病気において、その原因となるとされています。また、その他の多くの病気も、DNA損傷と関連があるとされています。また、DNA損傷の頻度が増加し、その修復能力を超過するようになると、遺伝情報の誤りが蓄積して、結果として、癌や老化が発生します。


 ヒトに関する研究において、百歳以上の日本人の遺伝子型はDNA損傷を受けにくい型のものが一般的であることが分かっています。ですから、DNAの損傷は、病気や老化を引き起こす一方、DNA修復機能が働けば、長寿に貢献します。

 このことは、聖書が述べることと調和しています。聖書は神のみ業は完全であると述べています。(申命記32:4)ですから、DNAはもともと私たちの体が健康に過ごすように神によって精密で完全なものとして作られていました。しかし、DNAの損傷は、完全にできた良いものを破壊することになります。


 DNAは例えれば、コンピューターのような精密機械のようなものです。精密機械が壊れるならば、新たな良い物は産み出されません。コンピューターが壊れるならば、できる最善の事は、初期状態にもどすことです。


 コンピューターには普通システムの復元という初期状態に戻す機能がついています。同じように生物の体には、DNAが破壊された時に、修復していく機能が備わっています。


 初期状態に戻す機能を持ったコンピューターは人間によって設計された物です。同様に、修復機能を持つDNAは、神によって設計されたものです。




Desk Overall by William Hook (computer)
人間がコンピューターに復元機能を与えたように神はDNAに修復機能を与えました
コンピューターは人間に作られたものであるようにDNAは神によって設計されたものです
 
 また、私たちの体は、もともと病気や老化と戦うように作られています。人間の体のDNAの修復機能が完全に働けば、人間は、年を取ることもなく、病気になることもなかったでしょう。人間はいつまでも永遠に生きられたはずです。


 ですから、品種改良あるいは品種改悪が行われて、遺伝子の変異があるとしても、DNAの修復機能のためにDNAを無制限に変えていくことはできず、生物は無制限に変わっていくことはないでしょう。ハエなら、ハエであり、サルならサルでしょう。遺伝子の変異は、その生体の許容範囲でしょう。


 聖書によると、神は生物を「その種類に従って」作られました。(創世記1:11,12,21,24,25)ですから、神は生物がその種類の範囲内で繁殖していくように生物を作られました。ですから、神は生物にDNAを与え、DNAの修復機能を与えました。ですから、同じ生物の種類が存続していく結果になります。何世代、何千世代経っても、DNAの修復機能が働きます。これが進化が起こらない一つの理由です。


 しかしながら、遺伝子が発現して現れる形質は非常に多様なものになるでしょう。ですから、生じる生物は、遺伝子の組み合わせによって形や色や大きさが異なるでしょう。しかし、神がそのように作られたので、同じ種類の中で繁殖していくことになります。そして、最初に意図された形態から外れすぎた物は、生存し続けていくことができない場合が多いでしょう。


 聖書によると人間は最初は、いつまでも生き続けるように作られていました。そのようにDNAも設計されていました。しかし、最初の人間アダムが神に反逆したので、人間は罪を持つ者となり、DNAにも、故障が生じました。そのため、私たちは老化し、死にます。しかし、創造者である神は人間を最初の完全な状態に復元することができます。


 創造者が人間にDNAの修復機能を与えたということは、DNAの修復機能が完全に働けば、人間が健康に永遠に生き続けることができることを示しています。医者や科学者や政治家は私たちの一時的な命を延ばすことができるかもしれません。しかし、人間に永遠の命を与えることができるのは、人間にDNAに修復機能を与えた創造者エホバ神だけです。



(youngman)
エホバ神は人間のDNA修復機能が完全に働いていつまでも若く永遠に生き続けるようにすることができます