啓示6章・続・第六の封印が開かれ大患難が起こる

第六の封印が開かれると大きな地震が起こります。そして、太陽と月と星に異兆があります。(啓示6:12,13)天が去っていき、山と島が取り除かれます。(啓示6:14)
山と島が取り除かれるとは、何を意味するのでしょうか。山とは王を表しています。(啓示17:9,10)島とは、王より小さな行政府の単位を表しているのかもしれません。(啓示16:20)それで、政府や自治体が、大患難の時にその多くが取り除かれることを意味しているのかもしれません。




SparkyLeigh (islands)
山と島が取り除かれるとは大患難の時に多くの政府や自治体が取り除かれることを意味しているでしょう




地の王たち、高位の者たち、軍司令官たち、富んだ者、強い者、すべての奴隷また自由人はほら穴や山の岩塊の間に身を隠しました。そして、山と岩塊の間に身を隠し、「わたしたちの上に倒れかかれ。そして、神と子羊の憤りからわたしたちを隠してくれ。」と言います。(啓示16:15,16)


人々は、「神と子羊の憤りの大いなる日が来た」ことを認めています。そして、だれも立ち得ないと考えています。大患難が長い期間預言者たちによって預言されていたゆえに、人々は政治的な大変動がある時、それが預言の成就であること、神の怒りの表明であることが分かります。


神の民を迫害してきた人々は、神の怒りの表明として大患難が起きたことを考えると恐ろしく感じるでしょう。


人々が山と岩塊に保護を求めることは何を意味しているのでしょうか。山は政権を表しています。(啓示17:9,10)また、山はシオンの山や聖なる都市エルサレムを表わすこともあります。(啓示14:1;21:10)


この啓示の書の描写と似た描写がホセア書にあります。サマリアアッシリアによって終わりを迎えた時、「民は山に向かって,『我々を覆ってくれ!』と言い,丘に向かって,『我々の上に倒れかかれ!』とまさに[言う]」と言われています。(ホセア10:8)


それで、人々は、預言されたことが成就して政治的変動を経験する時、聖なる者たちや、政治指導者たちなど保護を与えることができると考えられるものに必死に保護を求めることを意味するのでしょう。


昔、イスラエルの人々は、預言が成就するのを見て、神に頼るのではなく、やはり不信仰にも、王たちに保護を頼りました。大患難の時、ある人々は同じように行動するでしょう。しかし、政治指導者たちは、人々のために何もすることができないでしょう。かえって政治指導者も過ぎ去っていくでしょう。


しかし、新しいエルサレムを構成することになる聖なる者たちに頼る人々は、山に逃れて自給自足にいそしむようにという正しい導きを得ることができるでしょう。


エスは未曾有の大患難が生じることを預言しています。そして、啓示6章は、イエスが天で王になられた後、戦争、食糧不足、大勢の人々が死ぬことが預言されています。イエスは未曾有の大患難の前に、山に逃れるようにと勧めています。(マタイ24:16,17)


エスの助言に従って大患難による食糧不足や政府による迫害を逃れるように実際的な処置を取りましょう。イエスが勧められたように山や野で自給自足をすれば、お金はあまりありませんが、大患難と食糧不足だけは生き残ることができるでしょう。



Dennis Jarvis (selfsufficientlife2)
大患難の前に山に逃れて自給自足を行うよう努力をすれば生き残ることができるでしょう