箴言5章・あなたの道を不道徳な女のそばから遠ざけよ

　箴言は、不道徳な女性から遠ざかるよう勧めています。「その女は命の道筋を思い量ることをしない。・・・あなたの道を彼女のそばから遠ざけよ。」と勧めています。(箴言5:6,8)

　命の道筋を思い量ることをしない女というのは、聖書の命の道を考慮しないで性道徳の規範を無視する女を意味します。この聖書の助言は、女性に対しては、神の道を考慮しない不道徳な男性を避けるべきだということを意味しています。
　
　
　結婚の絆は、生涯にわたる固い絆になることを神は意図されました。(創世記2:24)そして、神は性関係を結婚した夫婦の間に限るように求められています。(箴言5:15。ヘブライ13:4)
　　
　
　聖書は性道徳の面で貞潔を保つことを「命の道筋」と言っています。(箴言5:6;15:24)その道は、神の是認を得て、将来「永遠の命」を得られる道ですから、「命の道筋」と言えます。(ヨハネ3:36)

聖書は不道徳な男女が「命の道筋を思い量る」ことをしないと言っています。(箴言5:6)不道徳な男女は、今の事物の体制においても、健康的で安全な生き方を考慮しないという点で愚かです。聖書の性道徳の基準を無視した生き方は、今の命でも、滅びをもたらす生き方です。

　淫行や姦淫を行う人が患う性病は多いのです。性病には、ＡＩＤＳ、淋病、梅毒、性器ヘルペスなどがあります。

　エイズの末期症状は、結核、帯状疱疹、悪性リンパ腫、エイズ脳症(認知症)などがあります。また、エイズ患者は癌になることもあります。また、エイズで口唇ヘルペスに感染しますが、 HIV感染者の場合は、口唇ヘルペスは治りにくく痛みが激しくなることが多いということです。それで、淫行や姦淫を行うライフスタイルは決して健康的な生き方であるとは言えません。

　
　それらの人々は、聖書の神がおられることを示す聖書的な根拠を真剣に考慮しないで、自分の生き方が最終的にどんな悲惨な結果を招くかを考慮しません。

　結婚する前は、貞潔を保ち、清い立場で結婚したら配偶者とのみ性関係を保ち、不道徳を避けるというライフスタイルは、性病を避ける確実な方法です。聖書は、神の基準を守る生き方が、「その全身に健康を保たせる」と述べています。(箴言4:22)

そして、不道徳な生き方をする人が刈り取る苦い実は、性病だけではありません。結婚した人にとってその人の感情的、精神的な安定の土台は、家族になります。もし、配偶者との関係が平和で幸福なものでないなら、その人の個人的な幸福は大きく損なわれてしまいます。

　そして、夫婦の安定した関係の土台となるものは、夫婦の性関係においての忠実さです。人間は結婚の絆に不忠実で幸福であるようには創造されていないのです。

　聖書は、もし、淫行や姦淫をするならば配偶者の怒りと嫉妬を招くと述べています。(箴言6:32,33)それは、家庭を破壊します。淫行には、同性愛なども含まれます。そして、家庭が破壊されるならば、その人の生活の基本的な土台の安定性は損なわれることになります。

　もし、淫行のゆえに夫婦が離婚になるなら、また、生活を新たに築かなければならず、そのための時間も感情的犠牲も必要です。また、多くの場合、父親のサポートのない母子家庭を残します。
　

　聖書は不道徳をする人が「自分の尊厳を他人に」渡すことになると述べています。(箴言5:9)不道徳な人は尊厳と良い評判を失ってしまいます。淫行や姦淫を行う人は会社や仲間から悪い評判を刈り取るでしょう。また、政治家が、姦淫を行って不評を買って支持者を失うことがあります。

　聖書は、性道徳を守ることを要求される神がおられることを述べ、聖書の道徳基準をふり捨てる不敬虔な男女から離れるように勧めています。

　聖書は不道徳に誘惑する男女が非常に言葉巧みであることを示しています。聖書によると不道徳な人は、「滑らかな舌」「滑らかな唇」を持っています。(箴言6:24;7:21)結婚外の性関係を楽しむことが、自分たちの愛情を実現する方法だと言うかもしれません。

　実際は、そのように誘惑する男女は、自分の当面の欲望を満たしたいだけなのです。その人は、実際はあなたの真の幸福を考えてはいないのです。そして、自分と同じようにできるだけ多くの人が神を捨てることを望んでいるのです。

　その人の「美しさ」に惑わされてはなりません。(箴言6:25)その人は神の見地からは「豚」です。(箴言11:22)

pig#maiale#07817　by Bazar del Bizzarro (pig2)
不道徳に誘う男女は例え美しくても神の目には豚であることを覚えておきましょう

　あなたが交わっている友人や仲間の中に、性の不道徳に誘う人がいるでしょうか。そのような人には、警戒しましょう。そのような人と二人きりになることは避けましょう。

　配偶者との関係を大切にしていることを公言しましょう。独身の人は、性道徳を守って結婚の取決めを大切にしたいと考えていると公言しましょう。そのようにして、神から是認される道筋を歩むことができます。それは、平和の道、命の道、また、真の神と真に賢い人たちから誉れを受ける道です。