啓示18章・続 なぜ大いなるバビロンはアメリカ合衆国なのか

「あなたの心霊術の行いによってあらゆる国民が惑わされたのである。」(啓示18:23)


 先回まで、啓示17、18章にある大いなるバビロンの八つの特徴がアメリカ合衆国に当てはまっていることを示しました。今回、大いなるバビロンのもうひとつの特徴がアメリカ合衆国に当てはまっていることを示したいと思います。


(9)大いなるバビロンの心霊術的な行ないによってあらゆる国民が惑わされた。(啓示18:23)

 心霊術や魔術に影響されたアメリカ発の音楽が全世界に発信されています。そうした音楽は、CDの販売やパソコンのインターネット、携帯電話、デジタル対応テレビやデジタルプレイヤー、自動車などを通して全世界に配信されています。


 もちろん、アメリカの音楽のすべてが悪いのではありません。しかし、現代のアメリカの音楽の多くがオカルトや心霊術で汚染されています。そうした心霊術や魔術に影響された音楽が全世界に影響を与えています。


 また、魔法の王国として有名なディズニー社は、カリフォルニア、フロリダ、パリ、東京、香港など全世界にテーマパークを持っています。また、ディズニー社は製作した映画の興行収入だけでなく、ビデオやケーブルテレビ、衛星放送、ミュージカルによって収益を得て、世界中に影響を与えています。もちろん、ディズニー社の製作した映画やアニメにも、健全なものがあるでしょう。しかし、その製作したものは、例えば、白雪姫やシンデレラのように魔法や魔術に関係したものが少なくありません。





東京ディズニーランド


 また、ディズニー社以外にも、最近ではアメリカ発のハリー・ポッターのような魔術を扱う物語や映画が全世界で話題になっています。この成功は、大いなるバビロンが心霊術を他愛のないものであると世界中の人に思わせ惑わすというヨハネへの啓示の預言の成就となっています


啓示18章・大娼婦は心霊術的な行いによってあらゆる国民を惑わす



 これまで啓示17章・18章を調べて、九つの点でアメリカ合衆国は、大いなるバビロンの特徴を表していることを示しました。確かに、啓示に登場する大娼婦大いなるバビロンはアメリカ合衆国でしょう。そして、これらの特徴は、諸宗教の組織には当てはまっていないでしょう。


 ヨハネへの啓示の書の預言が記されたのが、西暦98年頃で、西暦1776年に独立宣言を発してアメリカ合衆国は成立しました。ですから、聖書は、千六百年以上前にアメリカ合衆国という国家の特徴を、預言していたことが分かります。ひとつの国家の特徴をここまで詳細に人間の力で予見することができるでしょうか。それは不可能でしょう。このことは、確かに、ヨハネへの啓示の書が神の霊感を受けたものであることを示しているのではないでしょうか。


 また、大いなるバビロンの特徴がここまで当てはまっていることを考えると、大いなるバビロンの滅びという将来の未曾有の大患難についての聖書の警告を真剣に受けとるべきではないでしょうか。私たちは、大患難から救われるために山に逃げるようにというイエスの助言に注意を払うべきではないでしょうか。(マタイ24:15,16)


地震と津波の被災地のエホバの証人


啓示17章・続 なぜ大娼婦は偽りの宗教ではなく国家なのか