預言と預言者

エゼキエル2・3章・神の預言者に与えられた責任

エゼキエルは、バビロンにいました。(エゼキエル1:3)そして、エホバ神はエゼキエルに天のエホバ神の幻を与えました。その後、エゼキエル3章によると、エホバ神はかたくななイスラエル人に警告を与える「見張りの者」として、預言者エゼキエルを任命しました…

啓示5・6章・第一の封印から第四の封印が開かれる

啓示5・6章には、天でイエスが神の隠された啓示を明らかにされていく様子が説明されています。この預言は、イエスが天で王になられた後に成就します。ですから、啓示のこの預言は、マタイ24章、マルコ13章、ルカ21章にあるイエスの再臨のしるしの預言とも調…

ダニエル11・12章・現代の北の王と南の王に関する預言(5)

今回ダニエル11章44節以降ダニエル12章4節までの解釈に取り組んでみたいと思います。この部分では、大患難を生き残った北の王と神の民がどうなるかが預言されています。 ダニエル11章44節では、大患難が終わって後のことと思われますが、「彼をかき乱す知ら…

ダニエル11章・現代の北の王と南の王に関する預言(4)

今回ダニエル11章40節以降43節までの解釈に取り組んでみたいと思います。そこには、北の王が南の王を最終的に攻撃する時に、つまり大患難の時に、世界情勢がどのようになるかが説明されています。 ダニエル11章40節によると、「終わりの時」に、北の王は南の…

ダニエル11章・現代の北の王と南の王に関する預言(3)

今回ダニエル11章37節以降39節までの解釈に取り組んでみたいと思います。ここには、北の王のさまざまな特徴が論じられています。北の王がどれほど強大な権力を振るうようになるかが説明されています。 37節によると、北の王は、「自分の父たちの神に何の考慮…

ダニエル11章・現代の北の王と南の王に関する預言(2)

今回ダニエル11章32節から36節までの解釈を試みてみたいと思います。その部分では、北の王の特徴について詳しく説明されています。 ダニエル11章32節によると、北の王は、新しい契約に不忠実になっている者たちを「背教に導き入れ」ます。けれども、北の王と…

ダニエル11章・現代の北の王と南の王に関する預言(1)

ダニエル11章には、古代ペルシャの時代から、現代に至るまでの北の王と南の王の抗争に関する預言があります。私は、預言はイエス・キリストの贖いの犠牲について言及して後、終わりの時に飛んでいると考えているのですが、今回、そのように解釈した場合、現…

(10)聖書の預言は信頼できる

聖書は、預言の書です。聖書には、過去に成就した多くの預言が含まれています。聖書の過去の預言が成就していることは、まだ成就していない預言が必ず成就することに対する私たちの信頼を強めます。また、私たちが預言に調和して行動する時に、最善の結果に…

ゼカリヤ8章・エホバの崇拝が再興され世界的な発展を遂げる

「『わたしはこれらの日に再びエルサレムに対し、またユダの家に対して良い事柄を思い定めるのである。恐れてはいけない。』・・・こうして多くの民また強大な国民がまさにやって来て、エルサレムで万軍のエホバを求め、エホバの顔をなごめようとするであろ…

アモス7章・預言者のとりなしで滅びが延期される

「わたしは言った。『主権者なる主エホバよ、どうかとどめてください。ヤコブのだれが立ち上がれるでしょうか。彼は小さな者なのです。』エホバはこれに関して悔やまれた。『それもまた起きない』と、主権者なる主エホバは言われた。」(アモス7:2,3) 預…

エレミヤ40章・預言について知っていたバビロニア人

「護衛の長はエレミヤを連れて来て、彼に言った、『あなた方の神エホバご自身がこの場所に対してこの災いを語られたのだ。すなわち、エホバがそれを実現させ、ご自分の語った通りにするためであった。それは、あなた方がエホバに対して罪をおかし、その声に…

エゼキエル13章・エホバに敵対する偽りの預言

「『あなた方が不真実を語り、偽りを幻で見たので、それゆえに、いまわたしはあなた方に敵対する』と、主権者なる主エホバはお告げになる。・・・『エルサレムに向かって預言し、平安がないのに、彼女のために平安の幻を見ているイスラエルの預言者たちは』…

エレミヤ26章・聖書の預言の柔軟性

「わたしが彼らに話すようあなたに命ずるすべての言葉を話さなければならない。一言も取り去ってはならない。彼らは聴いて,各々その悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば,その行ないの悪のゆえに彼らに下そうと考えている災いをわたしは悔やまなけ…

エレミヤ40章・預言について知っていたバビロニア人

「護衛の長はエレミヤを連れて来て、彼に言った、『あなた方の神エホバご自身がこの場所に対してこの災いを語られたのだ。すなわち、エホバがそれを実現させ、ご自分の語った通りにするためであった。それは、あなた方がエホバに対して罪をおかし、その声に…

エレミヤ31章・新しい契約にあずかるのは誰ですか

「『見よ,日がやって来る』と,エホバはお告げになる,『わたしはイスラエルの家およびユダの家と新しい契約を結ぶ。それは,わたしが彼らの父祖たちの手を取ってエジプトから連れ出した日に彼らと結んだ契約のようなものではない。わたしが彼らの夫として…

エレミヤ25章・七十年の荒廃に関するエレミヤの預言は成就する

「『そして,この地はみな必ず荒れ廃れた所,驚きの的となり,これらの諸国の民は七十年の間バビロンの王に仕えなければならない』。 『そして,七十年が満ちたとき,わたしはバビロンの王とその国民に対して言い開きを求めることになる』と,エホバはお告げ…

エレミヤ15章・エレミヤは災いからの救出を約束される

「エホバは言われた。『まさしく、わたしは良いことにためにあなたに仕えよう。まさしく、災いの時、苦難の時に、わたしはあなたのために執り成しをして敵に向かおう。・・・『彼らは必ずあなたと戦うが、あなたに打ち勝たない。わたしがあなたと共にいて、…

イザヤ34章・エドムに対する復しゅうの日

「天でわたしの剣は必ずびっしょりぬれる。見よ。それはエドムの上に下る。・・・エホバは復しゅうの日を、シオンに関する訴訟のための応報の年を持っておられるからである。」(イザヤ34:5,8) 昔、エホバはバビロンから逃れるイスラエル人を迫害したエド…

詩編37編・どのように悪を行なう者たちは断ち滅ぼされるのか

「悪を行なう者たちは断ち滅ぼされるが, エホバを待ち望む者たちは,地を所有する者となるからである。 そして,ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。 あなたは必ずその場所に注意を向けるが,彼はいない。しかし柔和な者たちは地を所有し, 豊か…

エズラ1章・キュロスは聖書の預言に動かされる

「そして,ペルシャの王キュロスの第一年に,エレミヤの口から出たエホバの言葉が成し遂げられるため,エホバはペルシャの王キュロスの霊を奮い立たせられたので,彼はその全領域にあまねくお触れを出させ,また文書にしてこう言った。『ペルシャの王キュロ…

イザヤ14章・古代バビロンはなぜ滅びたのですか

「すべて弓を踏む者よ,あなた方は四方からバビロンに向かって陣立てをせよ。これに向かって射よ。矢を惜しむな。彼女はエホバに対して罪をおかしたからである。 四方からこれに向かってときの声を上げよ。・・・それはエホバの復しゅうだからである。あなた…

列王第一19章・神がエリヤに与えた任務はどうなったのか

「あなたは入って行き,ハザエルに油をそそいでシリアの王としなければならない。また,ニムシの孫エヒウに油をそそいでイスラエルの王とし,アベル・メホラの出身のシャファトの子エリシャに油をそそいで,あなたに代わる預言者とすべきである。そして必ず…

列王第一22章・神は邪悪な者を滅ぼすため偽りの預言を用いる

「それからエホバは言われました,『だれがアハブをだまして,上って行かせ,ラモト・ギレアデで倒れさせるのか』。すると,こちらの者はこのように言いだし,そちらの者はそのように言っていました。ついに,ひとりの霊が出て来て,エホバの前に立ち,『私…

ダニエル5章・ダニエルの解き明かしはその日のうちに成就する

「まさしくその夜,カルデア人の王ベルシャザルは殺され,メディア人ダリウスがその王国を受けた。」(ダニエル5:30,31) 昔、エホバが預言の言葉を与えて、その日のうちに成就したということがありました。バビロンのベルシャザル王は宮殿で大きな宴会を催…

エレミヤ24章・エホヤキンに関連してエホバの言葉は成就する

「イスラエルの神エホバはこのように言われた。『わたしは,この場所からカルデア人の地へ送り出すユダの流刑者たちを,これらの良いいちじくのように,良い仕方で見るであろう。そして,わたしは良い仕方で彼らに目を留め,必ず彼らをこの地に帰すであろう…

エレミヤ48章・モアブに関する預言は成就する

「そして,モアブは必ず滅ぼし尽くされ,民ではなくなる。それはエホバに向かって大いに高ぶったからである。」(エレミヤ48:42) 聖書の中には、モアブについての多くの預言があります。モアブ人とはどんな民族でしたか。モアブに関する預言は成就しましたか…

テモテ第二3章・ヨハネへの啓示をどのように解釈するか

「聖書全体は神の霊感を受けたもので(す)。」(テモテ第二3:16) ヨハネへの啓示の中には、多くの不可解な象徴表現が数多く含まれています。その象徴表現はどのように理解できるのでしょうか。 その象徴表現を自分で、世俗の象徴などを手がかりにして自分で判…

エレミヤ26章・占いと聖書の預言の違い

「わたしが彼らに話すようあなたに命ずるすべての言葉を話さなければならない。一言も取り去ってはならない。彼らは聴いて,各々その悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば,その行ないの悪のゆえに彼らに下そうと考えている災いをわたしは悔やまなけ…

列王第一22章・預言者の人数は預言の正しさの保証にならない

「イスラエルの王は預言者たち,約四百人を集めて,彼らに言った,『わたしはラモト・ギレアデに向かって戦いに行こうか。それとも,差し控えようか』。すると,彼らは言いだした,『上って行きなさい。そうすれば,エホバはこれを王の手に渡されるでしょう…

ルカ17章・死体に集まる鷲とは何を表わしているか

「死体のあるところ,そこには鷲も集まっているでしょう。」(ルカ17:37) イエスはノアの日やロトの日が人の子の日と同様であると言われました。(ルカ17:26,29,30)ノアの日には、世界的な大洪水によって膨大な数の人が命を失いました。ロトの日には、…