エホバ神との関係

神を恐れる者の結果は良くなる―事の終わりはその初めに勝る

聖書には、事の終わりはその初めに勝るという言葉があります。(伝道の書7:8)最初のスタートが良くても、結果が悪ければその始まりは何にもなりません。しかし、聖書の中には最初のスタートが悪くても、結果は良かったという例が幾つも載せられています。 そ…

詩編10編・神に信仰を持つ者と無神論者に対する裁き

詩編10編では、邪悪な者の無神論的な考え方について教えてくれます。また、神に信仰を持つ者のために神が裁きを行って下さることについて記されています。 邪悪な者は、『「神はいない」というのが、その考えのすべてです。』(詩編10:4)邪悪な者たちは、神の…

ヨブ36章・神は苦難の中で人に悪から立ち返るようにと戒められる

神は、人が苦難を経験することを許され、その苦難を利用して人々がご自分の助言に耳を傾けるようにされることがあります。ヨブと三人の友の間の論争が終わったのを見定めて後、そのことについてエリフが語りました。(ヨブ33:3;36:3) エリフは、神が義にかな…

ヨブ34章・神は公正に人の道筋にしたがって報いられる

ヨブが苦難にあった時、エリフは、「地の人の行う仕方にしたがって神は人に報い、人の道筋にしたがって、それを人に臨ませられる」と語りました。(ヨブ34:11)エホバ神は、エリフと共に語って彼の言葉が正しいとされました。エリフの言葉はどのような状況で語…

詩編91編・長い日々をもって満ち足り神の救いを見る

聖書は迫害によって命を失う可能性を否定してはいません。イエスは神の民が迫害され命を失う場合があることを予告されました。(マタイ23:34。啓示16:6;18:24)一方聖書は神に依り頼む者たちが神の救いを見て、長寿によって満ち足りることも予告しています。 …

ヨブ4章・罪がない廉直な人は拭い去られることがないというのは本当ですか

罪のない人は、苦難に遭って死ぬことがなく、邪悪な人々だけが滅びに直面するという人がいます。それは、真実でしょうか。 テマン人エリパズは、ヨブが災難にあったのを聞いて慰めに来ました。しかし、ヨブが苦しみのあまり自分が生まれてきたことを嘆くのを…

歴代第二7章・エホバは神の僕の行動によって対応と報いを変えられる

歴代第二7章には、神殿の奉献式の際のソロモンの祈りに対するエホバの答えが記されています。それによると、神の僕たちがご自分の律法とご意志に対してどのように応じるかによって、神はその神の僕に生じることを変えられます。エホバ神は神の僕の自由意志に…

歴代第一14・15章―ダビデは神との関係を改善していく

ダビデはエホバ神との関係を改善していきました。ダビデの部下は偶像を持っていました。また、最初は神の崇拝の方法で正確な知識に欠けていました。ダビデの配下の人々は偶像を捨てました。また、神に祈り、物事の手順を聖書に合わせていきました。 ダビデの…

列王第二6・7章・エホバ神からもたらされる災いと助け

私たちは、エホバ神からもたらされる災いと助けを経験するように見えます。それらにどのように反応すべきなのでしょうか。 北のイスラエルに預言者エリシャはバアル崇拝と戦うためにエホバに任命されていました。(列王第一19:16-18)エリシャの時代、北のイス…

どうしたらエホバ神からの保護を得て命を守ることができるのですか−人への恐れに負けず神との関係を公言する

聖書は、クリスチャンが迫害によって命を失う場合があることを予告しています。(マタイ10:21,22)しかし、エホバ神を愛し崇拝と奉仕をささげる人、また神に救いを呼び求める人は神からの保護を得られると聖書は述べています。(詩編31:23;91:14-16) 神からの保…

続・どうしたらエホバ神からの保護を得て命を守ることができるのですか

聖書は、神の民が迫害で命を失う可能性があることを予告していますが、同時にエホバ神がご自分に依り頼むご自分の僕に保護を与えることも述べています。先回、偶像や悪霊ではなく、エホバ神に救いを呼び求める必要性をお伝えしました。他に、エホバ神の保護…

どうしたらエホバ神からの保護を得て命を守ることができるのですか

イエスは神の民が迫害によって命を失うという事態が起こりうることを予告されました。(マタイ10:21,22)しかし、そのことは、神の民全体が短命になってしまうことを必ずしも意味していません。聖書はエホバ神がご自分の民に保護を差し伸べられると述べていま…

(12)道徳基準をもたれるエホバ神

宗教は数多くあります。その神の中には、ヒンズー教の神シヴァのように破壊の神であったり、ギリシャ神話の神エロースのようにその崇拝者を乱交させるエロス愛の神がいます。また、アステカ神話の太陽神のように崇拝者から生けにえを求める神もいます。 しか…

エレミヤ26章・エレミヤを守ったシャファンの子アヒカム

「その上、シャファンの子アヒカムの手がエレミヤと共にあった。彼を民の手に渡して死に至らせることのないためであった。」(エレミヤ26:24) シャファンの子アヒカムは、エホバの預言者エレミヤを擁護することにより、真の崇拝の側に立ちました。エレミヤ…

エレミヤ34章・裁きの中でゼデキヤに示された憐れみ

「あなた自身も彼の手から逃れられない。あなたは必ず捕らえられ、彼の手に渡されるからである。・・・あなたはバビロンへ行くであろう。・・・あなたは剣によって死ぬことはない。あなたは安らかに死に、・・・人々はあなたのためにも香をたき、『ああ、主…

イザヤ8章・エホバはユダをアッシリアによって守られる

「この民が穏やかに流れるシロアハの水を退けて、レツィンとレマルヤの子に対する歓喜があるので、まさにそれゆえに、見よ、エホバは・・・アッシリアの王とそのすべての栄光を彼らに向かって連れ上る。」(イザヤ8:6,7) 昔、エホバはダビデの王統の王国…

詩編139編・人間についてのエホバの知識は完全

「あなたの目は胎児のときのわたしをもご覧になりました。あなたの書にそのすべての部分が書き記されていました。それが形造られた日々について、しかも、それらのうちの一つもまだなかったのに。」(詩編139:16) ダビデは詩編139編の中で、自分がエホバに…

詩編130編・エホバは良いところを見つめてくださる

「ヤハよ、あなたの見つめるものがとがであるなら、エホバよ、いったいだれが立ち得るでしょうか。あなたのもとには真の許しがあるからです。」(詩編130:3,4) 詩編130編には、冒頭の聖句にあるように、エホバが注目されるものが私たちの失敗や欠点ではな…

詩編55編・以前の親密な仲間から裏切られる

「わたしをそしるようになったのは敵ではないからです。 そうでなければ,わたしは耐えられたでしょう。 ・・・ そうではなく,それはわたしと並ぶ者であった死すべき人間, わたしの親密な者,わたしの知己であったあなただったのだ。わたしたちは親愛の情…

詩編51編・ダビデは捨て去られないように祈り求める

「あなたのみ顔の前からわたしを捨て去らないでください。あなたの聖霊を、どうかわたしから取り去らないでください。」(詩編51:11)ダビデは、罪を犯してしまった時、エホバに捨て去られないように祈り求めました。確かに、ダビデは、エホバとの関係にお…

詩編32編・ダビデはエホバに罪を告白する

「わたしはついに自分の罪をあなたに告白し,自分のとがを覆いませんでした。 わたしは言いました,『わたしは自分の違犯をエホバに告白しよう』と。 」(詩編32:5) ダビデは、生涯中数多くの罪を犯しました。しかし、ダビデは、誰よりもまずエホバに自分…

詩編3編・逆境にあって示されたエホバに対するダビデの信頼

「わたしは声を上げてエホバに呼びかけます。すると、その聖なる山からわたしに答えてくださいます。・・・エホバご自身がわたしを支えてくださるからです。」(詩編3:4) 詩編3編の表題は、「ダビデが息子アブサロムのために逃げていたときの調べ」となって…

ヨブ42章・ヨブは忠誠の報いを受ける

「エホバは後に,ヨブの終わりをその始めよりも祝福されたので,彼は羊一万四千頭,らくだ六千頭,牛一千対,雌ろば一千頭を持つことになった。彼はまた,息子七人と娘三人を持つことになった。」(ヨブ42:12,13) ウツの地に住むヨブは、悪魔サタンにより…

エホバの証人の東日本大震災の報告とわたしの感想(1)

東日本大震災の報告が2012年のエホバの証人の年鑑に掲載されています。かいつまんでお知らせしたいと思います。 2011年3月11日金曜日、午後2時46分マグニチュード9.0の地震が東日本を襲いました。被災地では、4棟の王国会館が破壊され、他にも4棟の王国会館…

ヨブ21章・ヨブは邪悪な者が繁栄する事実を指摘する

「どうして、邪悪な人々が生き続け、年老いて、しかも富においても勝っているのか。」(ヨブ21:7) ヨブは、三人の友との論議の際に、邪悪な者が繁栄する事実を指摘しました。ヨブの指摘は正しかったでしょうか。私たちは、ヨブの述べたことから、どのよう…

ヨブ15章・ヨブの友エリパズの間違った論議

「邪悪な者は一生の間、もだえ苦しんでいる。実際、圧制者のために取って置かれた年の数だけ。」(ヨブ15:20) ヨブの友エリパズはヨブを慰めるためにやって来たのですが、ヨブに対して、間違った論議を繰り返しました。エリパズはどのように論じたのでしょ…

歴代第二24章・エホアシュ王はエホバを捨てて裁かれる

「シリア人の軍勢は少人数で侵入したのであったが,エホバが非常に大勢の軍勢を彼らの手に渡されたのである。これは彼らがその父祖たちの神エホバを捨てたからである。こうしてエホアシュに,彼らは裁きを執行した。」(歴代第二24:24) エホアシュは他の人々…

歴代第二29章・ヒゼキヤは歴史の教訓から学ぶ

「というのは,わたしたちの父たちが不忠実なことをし,わたしたちの神エホバの目に悪いことを行なって,[神]を捨て,エホバの幕屋から自分たちの顔をそむけ,うなじを向けたからです。。。。それで,エホバの憤りがユダとエルサレムに臨んで,あなた方が自…

歴代第二21章・ユダの王エホラムに対する悪い交わりの影響

「彼はアハブの家の者たちがしたように,イスラエルの王たちの道に歩んで行った。アハブの娘が,彼の妻となったからである。彼は引き続きエホバの目に悪いことを行なった。」(歴代第二21:6) 偶像崇拝や流血を行なう人と結婚したり、交友を持ったりしても何…

歴代第二16章・アサはエホバではなくシリアに頼り叱責される

「その時,予見者ハナニがユダの王アサのもとに来て,彼に言った,『あなたはシリアの王に頼り,あなたの神エホバに頼らなかったので,それゆえにシリアの王の軍勢はあなたの手から逃れ出たのです。』」(歴代第二16:7) 歴代第二16章には、エホバの目に正し…